私も小さな有名人？

この新聞はダラム モーニング ヘラルド紙でノースカロライナ州のダラム市にある地方紙です。

私は環境分野の仕事をしておりましたので、その市にお伺いした時に、地元紙にインタビューを受け紹介されました。
掲載された、その時だけは私も小さな有名人？になりました。

もう、２０年前のことになります。

記事にはかなり個人情報的なものが記載されていますが、字が小さく読めないと思いますので幸いでした。

このインタビューの中では、いろいろな質問がありましたが、ここにいくつかのことをご紹介いたします。

質問は、先ず、単身でやって来たことが驚いたようですが、日本の環境分野での仕事の内容。
これからの環境問題と住民の役割は？
ダラム市をどう思うか？何故、この町を選んだのか？
日本の文化や建築物に対する思いは？
家族のことなど、多岐にわたる内容でした。

それに対する私の回答をいくつかご紹介します。

先ず、「私は日本の美しい自然が好きですが、歴史ある文化や習慣、そして建築物（寺・神社など）なども日本の財産として大切にして行かなければなりませんし、私たちが継承していく責任があると思っています。
それはには、先ず価値観を認識しなければなりません」

「環境を守ると言うことは、個人の行動が原点です。最初の動きは点ですが、二人三人と集まることによって線になり、更に多くの集合が面になります。それらの面が集まると立体になるくらいの力にもなります。

すなわち、点が線に、そして面に、更に立体になってこそ、環境は守れるのだと思っています」

「特に、環境分野については、この地域はもちろんですが、地球を守って行く役割もあり、現在の仕事に誇りをもっています」

「ダラム市の感想ですが、東京は緑が非常に少なく、我が家でも家を建ててからその周りに木々を植えていますが、ダラム市では木々の中に家を建てるいるのですね。このように自然と調和した街づくりは大変参考になっております」

「緑多きダラム市に住んでいる方々は親切で優しく、広大なアメリカの土地より更に大きな心を持っていると感じました」とコメントしました。

後日、市長さん、そして市民の方でしょうか？お礼の電話をいただきました。

この新聞のお陰で、ほんの少しの間だけ、小さな有名人？なりました。

yuki