私の写真日記

私は喜寿近くになり50年勤め完全退職しました。これから健康寿命を伸ばし夫婦共々穏やかに楽しむ人生を願っています。

私の知っている利賀村(富山県)

2025年03月10日 | 自分のブログ

私の知っている利賀村は交通の便も良くなく、まさに過疎と秘境と言われるような場所でした。その利賀村には縁あって、何度か伺っています。

今では周辺8町村で平成の大合併し、平成16(2004)年に南砺市となりました。

利賀村での「第一回世界そば祭り」に伺いました。初めての開催で村道は渋滞し、村で渋滞したの初めて見たとおばあちゃんが言っていました。

また「世界演劇祭」(スコット)の開催地として世界的に知られていますが、その演劇祭にも伺ってことがあります。村民は人情味あふれる人ばかりです。

当時、利賀村と協力して鈴木忠志氏により野外劇場・稽古場・宿舎などを増設し、利賀におけるSCOTの活動は世界の注目を集め、利賀村は一躍、世界の演劇人に聖地の一つと言われるようになりました。日本で初めての世界演劇祭「利賀フェスティバル」を開催に伺い野外劇場に感銘した私でした。

宿泊は民泊もありました。また、民宿でもお世話になりました。

民家や民宿もそんな豪華な料理ではありません。ある食材をお出ししていただいただけでもてなしの心が伝わります。

私としては、合併前の利賀村や五箇山の合掌造りが保存されている村が素朴で好きな場所でした。

鯉のあらいや骨酒もいただきました。もちろん蕎麦もです。

特に民泊では、イワナの骨酒をたっぷりと飲まされた記憶があります。酔って満足していただくのが利賀村のおもてなしなのかも知れません?

五箇山地域は豪雪地帯として有名ですが、また 秋口の田んぼは日本の原風景が見られました。

もちろん、季節になれば観光客も多く訪れていました。

こんな静かな佇まいが好きでした。

*すべて自分がパチリしたものです。

私的には贅沢かと思いますが、こんな静かな利賀村と五箇山地域が好きでした。

しかし、今では世界文化遺産 「五箇山の合掌造りの村」は、今年の豪雪でもインバンドなのか?多くの観光客が訪れているようです。

この地域にとっては多くの方々が訪れることを望んでいるのでしょうが、私にとってはやはり静かな利賀村や世界遺産の五箇山集落の原風景のことを考えてしまします。

五箇山の合掌造り集落は、世界遺産としての価値があるだけでなく、厳しい自然環境の中で受け継がれてきた日本の伝統文化そのものですね。

インバウンド観光客が増えることで、地域経済の活性化や文化の発信につながる一方、住民との関係にはいくつかの課題もあるようです。

もちろん経済的メリットもあるのでしょう

観光客が増えることで、宿泊施設や飲食店、土産物店の売上が向上し、地域の活性化につながるとか、伝統工芸品や郷土料理が注目され、地元産業の発展に貢献しているのでしょう。

最近の異常とも思えるオーバーツーリズムの影響を目にします。

住民の生活圏に大量の観光客が押し寄せ、静かな集落の雰囲気が損なわれるような気もいたします。大型バスの往来やゴミの問題、無秩序な写真撮影などが発生しているとの報道もあります。

このような状況(オーバーツーリズム)は、国内各地で見受けられます。

観光に依存しすぎると、人口減少や高齢化が進む中で、持続可能な地域運営が難しくなる可能性が見えて来ます。

全体的に、観光客と住民が「共存」できる形を模索することが重要なのでしょうが、言うは易く行うのは難しです。
村や町の静けさや独特の文化を守りながら、世界の人々と共有できるような持続可能な観光の形が望まれます。しかし・・・。

この様子は(画像からは)過疎の村には感じられませんが、冬の収入源としてはやむを得ないことなのでしょうね。

最近はあちこちでインバンドによる混雑やトラブルが発生しています。

なんか良い方法や対策はないのでしょうか?無責任な言葉になってしまいました。

最近の異常とも思えるオーバーツーリズムが気になるのですが、だからと言って何もできない私です。

あくまでも、昔の利賀村を思い出しての私見ですのでお許しください。

*一部ネットより画像を拝借しています。

 

yuki76


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« いつもの場所で「昼飲み会」 | トップ | 陽が昇るのを見ながら風呂に... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (sr1007)
2025-03-10 07:55:28
sr1007
五箇山の合掌造りはバスツアーで2度ほど行ったことがあります。合掌造りの、のどかな場所というイメージ。利賀村は知りませんでした。
観光で町を活性化したいという思いとオーバーツーリズムの問題なかなか難しいですね。
返信する
Unknown (yuki)
2025-03-10 09:26:34
五箇山の合掌造りは、雪国の知恵の塊ですね。
雪が多いので、2階から出入りが出来るようになっているようです。
利賀村は、五箇山と比較的近い場所ですが、良いところですよ。観光客が少ない分、日本の原風景が残っています。
芸術・文化も見ごたえがあります。
返信する

コメントを投稿

自分のブログ」カテゴリの最新記事