完全なる報復 [ネタバレ]

※ネタバレや見たくない（期待してない）コメントなども書いちゃうので
不快になりそうな人はぜったい読まないように！
性格上、基本的にベタボメな提灯記事は書きません。

完全なる報復を観てきた。

予告で観ててかなり期待してたけど、期待を裏切らず面白かった。

おおまかなあらすじは、ある日ほのぼのした家庭に強盗が押し入り、
最愛の妻と幼い娘を殺されてしまい、父親だけがかろうじて助かる。
襲われたときに犯人の顔と名前を覚えていたおかげで、犯人はすぐ
捕まるが、司法取引によって主犯格の男は軽い刑ですぐ出所して
しまう。
そんな犯人に対して復讐の念を抱くと同時に、そんな危険な人間を
カンタンに野放しにしてしまう司法制度に対しても疑問と怒りをおぼ
える父親。
そんな穴だらけの司法制度に一石を投じるため、父親の復讐劇が
はじまる…。


この作品は、観る人の正義に対する立ち位置によって観てるときの
感情がまったく異なる作品だと思う。

自分の大切な人になにかあったらなにがなんでも相手をぶっつぶす！
って考えの人、たとえ加害者（犯罪者）であってもその人権を尊重
すべきって考えで被害者感情を完全に無視できるような人、法こそ
すべてでそれに則っていれば問題ないって考えの人、などなど。
それぞれの立ち位置で痛快にもなれば嫌悪感だらけにもなる。

個人的には痛快でした。人によってはサイテーって言われちゃう
かもだけど。（笑）

DVDやブルーレイで発売されるときにはアナザーエンディングなんて
用意されてると嬉しいなぁ。そんなもの撮影されてないだろうけど。

トロン：レガシー３D [ネタバレ]

※ネタバレや見たくない（期待してない）コメントなども書いちゃうので
不快になりそうな人はぜったい読まないように！
性格上、基本的にベタボメな提灯記事は書きません。

トロン：レガシー３D観てきた。

なんだろう、前作をちゃんと観た記憶が無いのであまり思い入れも無い
というのが原因なのか、個人的にあまりこの作品に対する盛り上がりは
無かった。

何かの作品を観に行ったとき、このトロン：レガシーの特別３D予告って
のをやってて、それを観たときから３Dである価値をとくに感じなかった。

今回観てもやはり感想は同じ。３D上映であるメリットを特に感じなかっ
た。作品世界がそれっぽいから３Dでやったほうがいいんじゃない？
くらいの軽い気持ちでやったんではなかろうか。

２Dで観たら作品そのものに対する感想がもうちょい変わったかも。

３D上映にたいしてはまったくいい印象を持って無いのでまぁしょうが
ないとして、内容自体は行方不明になった父親と、父親との再会を
ほぼ諦めてた息子の感動の再会が観どころかな？

CGの表現自体にはとくに真新しさは感じられなかった。

３D世界の住人が現実世界をのっとろうとするのが野望なんだけど、
ストーリー上あまり重要さを感じさせない。
ので、あんまり緊迫感とかはないし、主人公達の必死さもそんなに
伝わってこない。

だいたい、敵に奪われちゃまずい(自分の存在が３D世界で保てなく
なり、存在が消える＝現実世界にも戻れなくなる)データディスクが
フリスビーのように投げる武器として使われてる時点で意味不明。（＾＾；

前作に思い入れのある人にはオススメかもしれん。
でも、前作に思い入れがあるとかえってガッカリする作品かもしれん。

アンストッパブル [ネタバレ]

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性格上、基本的にベタボメな提灯記事は書きません。

アンストッパブル観てきた。

怠惰でだらだらと仕事してる２人組のせいで電車が無人状態なまま徐々に加速
しながらひたすら突っ走っていく。
この電車には貨物車両が連結されていて、燃料や毒物が満載。下手に止めると
これらに引火、または毒物が散布されてしまう恐れも。

暴走をはじめた電車は農地を抜けてしだいに都市部へ。
都市部には線路が大きくカーブした場所があり、そこで脱線すればとてつもない
大惨事に。

そんな暴走列車と同じ線路をぐうぜん運行中だった主人公の車掌とベテランの
機関士。ふたりは初顔合わせでそりが合わずに走行中も口論状態。

２人は無線で暴走電車の情報を聞き、その事態のヤバさと脱線の可能性が
ある大曲がりなカーブ近くに住む家族を守るため、一致団結して暴走電車を
止めるべく自らの乗る電車で追いかける…。


これ、思ってたよりも面白かった。
始まってから終わるまでいい感じでずっと緊張感が続く。

この緊張感を持続させるのがなかなか上手いなと思った。

ちょっと残念に感じたのは、引きで見たときの列車の速度がそんなに暴走して
見えないこと。若干緊張感が薄れる。（＾＾；

でも暴走列車の速度や相対距離などをこまめに報告したりするのでそれなりに
緊張感を補えるからそこまで問題でもない。

みどころはやっぱ家族愛だな～。（＾＾）

ほぼ反省の色がない電車を暴走させた怠惰な２人組にそれはどうなの？と
思ったり。（＾＾；

ソーシャル・ネットワーク [ネタバレ]

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不快になりそうな人はぜったい読まないように！
性格上、基本的にベタボメな提灯記事は書きません。

ソーシャル・ネットワーク観てきた。

予告で期待してたとおり、なかなかおもしろかった。（＾＾）
基本的に実話を元にした作品に対しては割と評価甘めだったりするけど。（笑）

冒頭、訴訟が複数同時に進行してて、そのやりとりの中の回想シーンとして
ものがたりが進んでいくんだけど、これが最初わかりにくくて混乱した。

それ以外は純粋に成り上がりの話だし、周囲をかえりみず自分のやりたい
ことだけをやってたらいろんなものを落っことしてったみたいなBUMP OF
CHICKENの歌詞にでもでてきそうな感じの話で楽しめる。

途中ナプスターをつくった人が出てきたときはえ？マジ？って感じで若干
テンション上がった。（笑）
とにかくショーンはこういうことには嗅覚が鋭いんだろうねぇ。
ただし、肝心なとこで嗅覚ゼロなので馬鹿なんだけど。（笑）

やっぱ大物になるにはしらっとしながら突っ走れる能力が必要なのかもねぇ
と思った。

友人のエドゥアルドは作中めっちゃいいやつなんだよねぇ。
※実際はどうかしらんけど
ただ、スケールが小さかっただけなんだよ。なんか扱いが気の毒すぎて…。
和解額が非公開ってなってたけど、あんがいあの条件さえあればあとは
投資額だけでいいよと和解したんじゃないかなぁと思ったり。

みどころは、マークの人間性がさいごまでぶれないところかな。

GANTZ [ネタバレ]

※ネタバレや見たくない（期待してない）コメントなども書いちゃうので
不快になりそうな人はぜったい読まないように！
性格上、基本的にベタボメな提灯記事は書きません。

GANTZ観てきた。

本来邦画は観ない主義なのだけど、観るつもりだった「RED」が意外な
ことに満席だった(失礼)ので代わりに観てきた。

原作はめっちゃ読んでて大好き。
奥先生の作品はめーてるの気持ち以外は全部持ってる気がする。

結論から言うと、感想⇒正直、薄っぺらく感じた。
映画観てる途中だったけど、原作の良さを再認識してすぐにでも原作を
１巻から読み返したくなった。

たしかに衣装とかCGとかそのへんは頑張ってるんだけど。
田中星人はなかなかいい味だしてた。（＾＾）

作品そのものの構成とかキャラクターとか、悲壮感や絶望感、高揚感
などなど、どれも中途半端な感じ。

銃とかなんでバンバン撃たないんだろ？とかなりイライラする。

臆病すぎてバンバン辺りかまわず撃ちまくっちゃうやつとか、（サイアク
仲間を撃っちゃったり）俺は絶対生き残りたいからとにかく星人に向かっ
て躊躇無く撃つ！って意識のやつとか、そんな奴なんで混ぜないの？
作中、ミッションは３回あるんだけど、3回目になっても全員が全員、
玄野以外は一発も撃たないような状態。

あんだけでっかい的（まと）にまったく一発も撃つことなく終了ってのが
ナゼなのか？撃たないならせめて弾数が3発しかないから迂闊に撃て
ないとかそんな設定にしときゃいいのにと思った。

あと、生死がかかった緊迫した状況なのに油断しすぎな気もする。
これもスーツに自信持ちすぎて油断してたらサクっみたいなのだったら
納得できるんだけどなぁ。ホラー映画なんかでは定番とはいえそういう
ウッカリ要員とか必ずいるじゃん？まっさきに逃げようとして死ぬ奴とか。

あと、いちばんガッカリだったのがこのへん。
原作では主人公と同じく学校ではまったく目立たない存在の多恵ちゃんが
めっちゃ押せ押せなキャラになってんだけど、それはまぁ尺の問題もあった
りするだろうししょうがないとしても、あのタイミングであのセリフってのが
激しく興醒めでガッカリだった。なんかもう「ハリウッドにあこがれてるので
こんなシーン入れたかったんです！」的なそんな意図が透けて見えちゃい
そうなレベルのシーン。

なんだかなぁ…。他にも色々と言いたいところはあるけどとりあえずこんな
もんで。やはり邦画は鬼門だな。

みどころはスーツや銃なんかの小物と田中星人かな。