週刊金曜日な日々

「週刊金曜日」、一読者のB級時評
題名に「週刊金曜日」と使用する事は、編集部の許可を得ています。

茶色の朝

2005-09-13 16:16:01 | 週刊金曜日
茶色の朝という本を図書館で借りていました。

ある日、「茶色のペットしか飼ってはいけない」という「ペット特別処置法」ができて、
次はその「ペット処置法」を批判する新聞が廃刊になって、、
「茶色に守られる安心、それもまた悪くない」と主人公が思い始めたところ、、、
というファシズムに関する、薄い、大人向けの絵本。

なぜ、茶色なのか?
本の解説によりますと、フランスの読者にとっては「茶色」はナチスを連想させる色だそうです。ナチス党は初期に茶色(褐色)のシャツを制服として着用していたから。

昔は、第2次世界大戦でナチスがユダヤ人を虐殺したという事は知っていましたが、今「戦場のピアニスト」の原作本などを読むと、いきなりユダヤ人が強制収容所に送られ虐殺されたわけではなく、徐々に真綿でクビを絞めるように差別&虐殺が始まったと。

今の日本は?
今は戦前???

思考停止させずに、「茶色ばかりって、変」と声を上げる私でありたいと思います。

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