コラムとはいえ、事実確認をきちんとして欲しい。

週刊金曜日２００８年１１月２１日号　Ｐ９
風速計「どえりゃー小さい問題」石坂啓

「日本のトイレは優秀だ。来日中どこに泊まってもお尻洗い機がついていることに感動して便器についてるメーカー名をバンド名にしたロックグループもいるくらいだから・・・・」

事実誤認その１
ロックバンドＴＯＴＯの活躍したのは１９７７年から。
ＴＯＴＯが温水便座を売り出したのは１９８０年から。
ＴＯＴＯのメンバーは「タイムマシン」で１９８０年以後の日本に滞在した後に
１９７７年に戻ってバンド名をつけたのか？？？？

事実誤認その２
ロックバンドＴＯＴＯの名前はメンバーが日本で便器についてる「ＴＯＴＯ」を見てかっこいいと思ったからという話は、私も何度か耳にしましたが
ウィキペディアによれば
「メンバーによって、またその時によって説明が異なっている為、正確には不明であるが、ボビー・キンボールの本名、ロバート・トトースを捩ったもの、「全てを含む」を意味するラテン語を英語風に捩ったもの、日本の企業、東陶機器（現・TOTO）のブランド「TOTO」からとった[1]（来日したとき、TOTOの便器を欲しがった）等、複数の説、及びメンバーの説明がある。但し東陶機器からとったという説明はデビュー当時は日本での人気が先行していたので日本のファンへのリップサービスがてらのジョークとしてミュージック・ライフ誌インタビューで語ったのが真相である。」


「事実誤認その２」は、まあ、１９７０年代後半、なんどか私も耳にしたので、石坂啓氏がそのまま信じていても許せますが。
「事実誤認その１」は到底許せませんね。石坂氏の年齢からすると、温水便座が世の中に普及する課程を「大人」として経験していたはずですから・・・・

コラムもちゃんと事実確認してから書いて欲しいです。
しかも、コラムの内容ときたら・・・・
ただ単に自分の家の新しい便座の機能を使えてないという、本当に内容のない話・・・読んでて悲しくなりました。