週刊金曜日な日々

「週刊金曜日」、一読者のB級時評
題名に「週刊金曜日」と使用する事は、編集部の許可を得ています。

「そんなところで働くからだ」というのは簡単だけれど

2012-02-14 23:23:38 | 週刊金曜日
女子高生死亡のガールズバー 無許可営業で経営者逮捕(産経新聞) - goo ニュース

かわいそうなニュースです。

「そんなところで働くな」というのは簡単ですが
実は、不況と親のネグレクトなどで
学費を自分でバイトして稼いでいる高校生も実在するようなので
この女子高生を責める気にはなれません。

ほぼ日「おとなの小論文教室」

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そんなふうに、次々と
立ちふさがるハードルを、行動して、
自分ひとりでのり越えてきたレンさんにも、

たったひとつ、
なんどもなんども繰り返して、夢にみて、
うなされることがあった。

それは、
お父さんから暴力を受けていたときのことでもなく、
悪い男にだまされたことでもない。

あと1週間で高校を卒業するというとき、

ホステスとしてバイトしていた店に、
高校の教頭先生と、生活指導の先生が、
そろってお客としてきてしまったときのことだ。

自力でがんばって卒業しようとしているのに、
高校に行かせてもらえなくなる。
卒業させてもらえなくなる。

もっと辛いことはいっぱいあったのに、なぜか、
その夢をレンさんは繰り返し見てうなされた。

「私が一番恐かったのは
 学校を止めさせられることだった。」

とレンさんは言う。

「誰にも甘えないから
 誰にもこの先の私の未来を決めてほしくなかった。
 子供だった私はきっとどんな状況でも
 未来を信じ
 自分自身で切り開こうとしていたのだろう、
 それに気付かないほど
 必死で信じ、必死で生きていたのだ。」

結局、教頭先生も、生活指導の先生も、
化粧をして着物をきて、
目の前で演歌を歌うレンさんを
わが校の生徒だとは気づかず

レンさんは無事、自力で高校を卒業し、
10年働いてお金をためて大学に通いだした。

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子どもを食い物にする「ガールズバー」に
怒りを覚えますし
安易に「禁止」してしまうと
生活に困る生徒も出てくるのではないかと危惧します。
しかも、場所が「大阪」ですし・・

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