大浦荘と伊藤伝エ門邸

３月５日。飯塚の「ひいなのまつり」で大浦荘が公開されているので見学に行きました。（写真は大浦荘）
以前、私は伊藤伝エ門（白蓮さんのご主人）邸も見学しましたが、ズバリ！伊藤邸の方がすばらしいお屋敷でした。

伊藤邸は、入ってすぐに前庭と車庫（明治時代ですよ！）があり、洋間には重厚な暖炉。窓ガラスが微妙にゆがんでいるのは当時イタリアから船で輸入したものを使っているから。東郷平八郎の額、南天の床柱。瓦も特注品だったのでしょう、丸瓦には「伊」の文字が。白蓮さんのために特別に作った「水洗トイレ」。くどいですが、明治時代です！２階の白蓮さんの居室は、襖絵もかわいらしく、庭がとても良く見える場所でした。いかに伊藤伝エ門さんが白蓮さんを大切にしていたかが良くわかりました。（あーー、でも「大正天皇と縁続きの白蓮さんを嫁に迎え、大切にする自分」に酔ってた可能性もありますねー）

飯塚市は伊藤邸を無償でゆずりうけたいと申し入れているそうですが、管理している会社の主張は「いままで延々と固定資産税を払い屋敷を保存・管理してきた。せめて今まで払った固定資産税分くらいの金額で買い取って欲しい」と言われてます。それも一理あるかなと思います。

なんとか、すばらしい伊藤邸を保存・管理・公開してほしいと思います。