週刊金曜日な日々

「週刊金曜日」、一読者のB級時評
題名に「週刊金曜日」と使用する事は、編集部の許可を得ています。

「ミス・サイゴン」と「プラトーン」

2009-02-27 13:57:21 | 週刊金曜日
博多座で上演されているミュージカル「ミス・サイゴン」観ました。
博多座「ミス・サイゴン」

「衝撃的で唐突なラストシーン」とコラムニスト・トコさんがココ↓
トコの今月の博多座探検
で書いてたから、覚悟はしてたけど・・

あらま~、1989年初演にもかかわらず、こんな終わり方ありかい。
さすがにヨーロッパの金髪**野郎達が作っただけのことはある。

以下、ウィキペディアから転載
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「作詞家のアラン・ブーブリルが、ベトナム人少女が元GI(アメリカ軍兵士)の父親の待つアメリカへ出発しようとしている写真を入手し、そこからアイデアを受けて創作された。ジャコモ・プッチーニ作イタリア・オペラ「蝶々夫人」とフランス戯曲「マダム・クリサスマム」をストーリーのベースにしている。
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確かに、マダムバタフライは自決したこましれないけれど、子どもだけアメリカに渡るという選択しもあっただろうに。あるいは、援助を受けながらタイのバンコクで暮らしても幸せだったと思う・・
主人公のGIクリスにとっては「ベトナムではベトナムで慰みを得、帰国後は妻をめとり、キムが自殺したことにより、心置きなく息子をアメリカにつれて帰えれる」という、とても都合の良い結末・・・

あーーーーああ。
アジアにとっては、屈辱的なストーリーです。

しかも、サイゴンに進出してくるベトナム共産党軍を、一方的に悪者に描いていて・・・
たしかに、ベトナムから逃げ出す人々は大勢いたでしょうが、ホーチミン政権は、カンボジアのような自国民殺害という悪行を働いてはいませんよね~

ミュージカル「王様と私」はタイでは上演禁止だとか?
音楽はすばらしいですれど、あまりにタイ及びタイの文化を侮辱しているからということらしいです。
アジア人は、どこまでアメリカ合衆国とNYに憧れをもっていなくちゃいけないのか?

で・・・・・
翌日、NHK・BSで放送された「プラトーン」を録画していたので、
口直しに観ました。

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