週刊金曜日な日々

「週刊金曜日」、一読者のB級時評
題名に「週刊金曜日」と使用する事は、編集部の許可を得ています。

ローマ人の物語

2006-08-24 11:06:28 | 言葉
塩野七生著「ローマ人の物語」を読み始めてしまいました。
老後の楽しみにとっていたのですけど、
近所の独立行政法人・某大学に本がそろっていて、大学生の貸し出しは少ないようで、いつでも好きな巻を借りられそうなので・・・

読み始めると、結構うなる言葉があるので、メモ代わりにここに写す事にしました。

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人間とは、食べていけなくなるや必ず、食べていけそうに思える地に移動するものである。これは古今東西変わらない現象である。この種の民族移動を古代では蛮族の侵入と呼び、現代ならば難民の発生という。
(中略)
ローマ人は蛮族の侵入をまず武力で排除することを考え実行した。しかし余裕がある時代ー先々のことを考えて対策を立てる余裕をもてた時代ーは侵入を待ち受けるのではなく、自分から蛮族の住む地に出向き、彼らを征服するやり方をとった。征服した後でローマ式の。つまり街道網を整備し植民都市建設したりしての「インフラ整備」を行うことでの「ローマ化」(ローマ人の考えでは文明化)を進め、蛮族が自分たちの地でも食べていけるようにしたのである。
(中略)
ローマ式のやりかたは現代では侵略路線であり帝国主義であると談じられて評判が悪い。現代では、同じ問題を人道主義で解決しようとしている。但し解決しようと努力しているのが現状で、解決できた訳ではない。
(第3巻 106P)
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すべての物事は、プラス面とマイナス面をもつ。
プラス面しかもたないシステムなど、神の技であっても存在しない。
ゆえに改革とは、もともとマイナス面であったから改革するのではなく、当初はプラスであっても時が経つにつれてマイナス面が目立ってきたことを改める行為なのだ。
(第3巻 111P)
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主権者であうr市民のもつ権利は平等でなければならず、その平等を維持する道は、閉鎖によって異分子を排除することでしか実現できないからである。
(中略)
外国人流入に反対する日本の鎖国論hさを。頑迷な守旧派と思ってはならない。彼らは、国家の構成員全員は平等な権利をもたねばならないと信じている。純情な主権在民主義者なのだから。
(第3巻 138P)
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最後はかなり疑問があります。
そうかな????

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