週刊金曜日な日々

「週刊金曜日」、一読者のB級時評
題名に「週刊金曜日」と使用する事は、編集部の許可を得ています。

「やわらかなおどし」

2010-11-21 11:04:55 | 週刊金曜日
今日の「ほぼ日」
糸井さんの1日限りのコラム

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・世の中に、無数の「やわらかなおどし」が多くなるのは、
 そっちのほうが簡単に人が動くからです。
 
 (1)「この木の実も、おいしいよ」と、
 (2)「この木の実が、おいしいよ」と、
 (3)「他の木の実は、ほんとは毒なんだよ」
 (4)「この木の実を食べないと、大変なことになるよ」
 この四通りの言い方があったとしたら、
 言われた人が、
 行動を起こさなければいけないと感じる必然性は、
 (3)(4)のほうが高いと感じられるでしょう。
 
 でも、他の選択肢を否定しながら、
 なにかをすすめていくということは、
 その否定したものの数だけ、世界を狭くしていきます。
 それ以外に選びようがない、と「おどす」ことで、
 じぶんのすすめるものを広めていく。
 このほうが、なにせ、「てっとり早い」んです。

・他のものを手に入れちゃだめです、
 他のことに目をやっちゃだめです、
 他のことなんてありえないですよ、
 みんなこれしか選んでないですよ‥‥
 つまり、あれやっちゃだめ、これやっちゃだめ、です。
 選んでほしいものや、考えを、
 「おどし」の方法ですすめあっているうちに、
 世の中がどんどん息苦しくなっていくんですよね。
 そして、やがては、「おどし」も信じてもらえなくなる。
 そうすると、「おどし」のやり方に、
 それまで以上に嘘や強さが混じっていってしまいます。
 
 ほんとは、今日みたいな話は、
 「ほら、これもこれも、そうですよね」と、
 たくさんの例をあげたほうが理解されやすいんですが、
 「やわらかなおどし」という方法は、
 「いいこと」と信じている場合のほうが多いんです。
 嘘をつくのが平気な「悪い人」と、
 いいほうに人を導こうとする「正しい人」のほうがね。
 具体的なものごとに当てはめた応用問題は、
 ごじぶんでいろいろ考えてみてください。 

今日も「ほぼ日」に来てくれて、ありがとうございます。
なにかと忙しい季節になりましたが、ま、おちついて‥‥。
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「やわらかなおどし」
あーーーー
心に届きますね。

「このままでは日本は!」と
目くじらたててさわぐマスゴミ。

確かにちゃんと考えなくてはいけないことばかりですけど
年金とか、外交とか、一票の格差とか

でも

あわてずじっくりと考えて言動したいと
改めて思いました。

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