週刊金曜日な日々

「週刊金曜日」、一読者のB級時評
題名に「週刊金曜日」と使用する事は、編集部の許可を得ています。

心こそ軍する身の命なれ・・・

2009-01-07 17:13:15 | 購読料返せ
昨日の「徹子の部屋」で松坂恵子さんが
大河ドラマの幾島を演じる上で勉強した
さつまのカルタの言葉として紹介していました。

「心こそ軍(いくさ)する身の命なれ、そろゆれば生き、そろわねば死す」

黒柳徹子さんも、経済も含めて今の世の中にほんとうに必要だという事を発言していました。

で・・・・思い出した週刊金曜日のちょっと前の記事

2008年11月21日(728号)P41
きんようぶんかテレビ「受動的平和と主体的帆船とを分かつもの」

沢田研二がNHKの「SONGS」で歌った、沢田研二自身が作詞した新曲
「我が窮状」についての歌詞批判です。

批判するのはかまわないのですが
じゃあ、このページの筆者の山口泉氏と沢田研二氏
どちらが日本国内で影響力があるかといえば、自明の利。
申し訳ないが、ジュリー(沢口研二氏)の歌は聞きたいと思うし
番組も録画してまで見るけれど
作家山口氏の著作を私は1冊も読んだことがありません。
(週刊金曜日のコラムは読みますけどね)
しかし、「少々のことは目をつぶって」というのが許せないというのが山口氏の論旨なのですが。

くしくも、その前の号(2008年11月14日727号)の風速計で
佐高信氏が下のように書いています。
************************
いわゆる60年安保のころこ活動家たちも、もう70歳前後になる。彼らは主に日本共産党の人たちを「旧左翼」と呼び、自分達を「新左翼」とした。しかし、何が「新」だったのか?いまや彼らこそが「旧左翼」ではないかと思ってしまう場面にでくわした。
(略)
麻生邸に向かって静かに歩いていた仲間が突然逮捕された状況を説明している若者意、そもそも警察とはと、100年1日の「本質」論を繰り返してきたから、運動は負け続けてきたのではないか。
そうした反省も緊張感もないのは、自分達が「旧左翼」となってしまったからだろう。
(略)
我が師の久野収は、ロジックと共にレトリックの必要性を強調した。本質だけを説いていればわかるはずだというのでは、あまりに単純である。その状況と組み合わせて本質を語ることが必要なのであり、そこが「旧左翼」や「新旧左翼」には決定的に欠如している。あの会で「素人の乱」の松本哉(まつもとはじめ)は「貧乏人が金持ちの家を観にいくと逮捕されるが、金持ちが貧乏人の家を見に行っても逮捕されない」と言った。こうした呼びかけこそに学ぶべきではないか。
**********************

ジュリーの歌は大勢の人の心に届いているが
残念ながら山口氏の言葉は届いていない。

ところで
一旦野に下って煮え湯を飲んだ自民党は
「絶対に野党にだけは、ならないぞ」という一点でのみ
「心」がみごとにそろっっています。
民主党・・・・どうするのか???
社会党・・・・大丈夫か???
共産党・・・・党員は、ほんとうに増えているのか???

心をそろえることが、できるのか???

(追記)
記事の内容は「購読料返せ」とまではいえませんが、カテゴリーとしては登録します。

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