週刊金曜日な日々

「週刊金曜日」、一読者のB級時評
題名に「週刊金曜日」と使用する事は、編集部の許可を得ています。

陰山英男氏の講演会

2010-02-07 14:45:05 | 週刊金曜日
「百ます計算」を始めとする陰山メソッドで有名な陰山英男先生の講演会へ行ってきました。

講演会の内容は
1)本当に今の日本の教育レベルは下がっている。
2)知能指数を上げるには「計算力」と「漢字力」と読書。
知能指数とは、脳の使い方。
3)子どもには充分な睡眠が必要。
「8時だよ全員集合」は「歯をみがいたか」「早く寝ろよ」と、実は教育番組だった。
4)親は子どもにちゃんと朝ごはんを食べさせよう。

などなど・・・
基本は数年前から話題の「陰山メソッド」のままなのですが・・・

「今は小学校で3つの県。中学校でヨーロッパ1ヶ国、東アジア1ヶ国、アメリカ合衆国の3ヶ国しか教えない。高校では地理は選択科目なので習わない生徒ばかり・・
だから現場の教師相手の講演で、教師に『フインランドはどこか』と聞いても、白地図で場所を示せない。じゃあ、日本国内ならと富士山の場所を聞いても示せない。
若い人に常識がないというのは酷。習ってない。だから宮崎県の知事が『30%しか宮崎県の場所を知らない』と嘆くのは間違い。逆に『学校で習っても無いのに30%もの人が知っている』と考えないといけない」

「ゆとり教育を礼賛していたある新聞社が、私の講演を聞いて、そこまでひどい訳はないと入社試験に地理の問題を出した。その結果があまりにひどいので、ゆとり教育批判に変わった」

「日本の教育が悪くなった転機は、昭和56年。50日以上の不登校の子が増加した時期でもあり、ソフトボールの遠投の記録が下がり始めた時期。子どもの心と体に同時に変化が始まった。その翌年、ゲームソフト『ドラクエ』が400万本売れた。(子どもの人数は700万人)」

「イギリスに行ったら、有名私立中高一貫校で生徒がやってた数学プリントが公文式だった。またイギリスのDSソフト売り場では『百ます計算』が一押しのおすすめソフトとなっていて、かなり売れていた。任天堂はイギリスでの売り上げのよさに、あわてて各国向けに発売。」

「インドでアバカスという塾が大変はやっているという話を留学生からきいた。計算が速くできるようになるらしい。留学生経由でその資料をとりよせたら、『そろばん』の塾だった」

「東京では暴走族が減っている。どうやら暴走するような子どもは漢字すら読めないので免許がとれなくなっているらしい。昨日宿泊した博多では、まだ暴走族がいたので、こちらはまだ大丈夫のようです。」

「コンビニで新聞を買おうとしたら、レジのアルバイトが動作が止まっている。早くしてくれと言うと『これ何ていう新聞ですか』。産経新聞の題字が読めなかった。さらに『じゃあ、これは?』讀賣新聞も読めなかった。中国からの留学生かと思ったが、日本人。そのアルバイトは数日でいなくなり、そのコンビニもその後閉店した。これが今の日本の状況」

などなど。
中々ショックな話の連続でした。

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