おーーー、すごい本を見つけました。
「高校生からわかる日本国憲法の論点」伊藤真 著
最近は憲法改正派の「いまの憲法はここが問題」という、読んでて気分の悪くなる本ばかりですが、これは違う。著者は、なんでも、司法試験の予備校での有名講師らしい。平易な文章でわかりやすく憲法の本質が書いてあります。
いくつか、抜粋しますと・・・
*近代憲法は民主主義に歯止めをかける存在。
なぜなら、多数決の結果が必ずしも正しいとは限らないから。ナチスだってちゃんと多数決で政権の座を獲得したし、米国のイラク侵攻だって、民主主義の結果。各人が好きかってに自分の幸福だけを追求しないようにする「歯止め」が憲法
*憲法とは常におしつけられるものである。
近代憲法は、国民から権力者に対して「押し付けられるもの」なのです。国家権力に歯止めをかけることが目的なのですから、権力側の人間が「押し付け憲法」と感じるのはごく当たり前のことです。
と、、、以上、無断転載しましたが、自分の頭で憲法改正について考える事のできる本です。