週刊金曜日な日々

「週刊金曜日」、一読者のB級時評
題名に「週刊金曜日」と使用する事は、編集部の許可を得ています。

テレビと新聞

2009-04-14 13:11:40 | 購読料返せ
週刊金曜日746号に
「風速計 新聞はもっとルポを」という本田勝一氏のコラムがありました。

報道人の間では「テレビ」が「新聞」よりも「下」だそうですが
本田氏も「新聞でこそ毎日のように(ルポ)をやってほしい。しかも映像では不可能な表現が可能なのだ」

私が新聞を読み始めて、切り抜きを残しておきたいような「ルポ」には
であったことがありません。
テレビのルポ(ドキュメンタリー)は録画して残しておきたいものがいくつかありました。

「映像では不可能な表現」と本田氏は新聞のルポを表現していますが
今の政府発表広報機関に成り下がった、新聞記者には無理でしょう。
地方でしか報道してない、小さな会見記事(会社や役所)も
新聞記事では、何の発表があったのかさえ、さっぱりわからず
それに関するテレビのニュースを見て、やっと意味がわかることもしばしば。
一方的に発表された内をきちんと記事にすることさえできない記者が現に存在し、その「意味不明」な記事をそのまま掲載許可する上司。。。
どういう基準で記者を採用しているのか?首を傾げます。

そういう記者に、下のような異様な日の丸の旗の列を表現する言葉があるとは思えません。
カルデロン一家追い出せデモ_蕨市わらびし


逆に、文章では表せない、人間の表情の細やかなところがテレビの映像にはあると思います。
心根の卑しさは顔に出ますし、人の表情は雄弁です。
(だからこそ、国会の証人喚問が「紙芝居」になってしまったのでしょう)

さらに、今やYouTubeが発達し、大手新聞やテレビで報道されないことも
ネット経由で知ることができます。

本田氏は、もと新聞記者だからこそ、新聞への期待が大きいのでしょうが
朝日新聞・日曜版の紙面を飾るアンケート記事は
ネット経由で答えてもらった内容(経費としての謝礼は全部でたったの1万円)
それを適当に集計してコメント書いて、、、紙面の4分の1程度が埋まる。
となれば、いちいち取材にさえ行かない・・・

それが今の新聞の現状です。
私はもう新聞には何も期待していません。

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