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たべもの歳時記

俳句たべものダイアリー二0一九年一月

一月 一日(火)晴 屠蘇交わす横顔にみる緊張感(屠蘇)
一月 二日(水)晴 菜を刻む俎板始め朝晴れる(俎板始め)
一月 三日(木)晴 屠蘇酌めば三日も晴れて新時代(屠蘇)
一月 四日(金)晴 数の子の歯応えの良く快く(数の子)
一月 五日(土)晴 初炊きを寿ぎ染める雑穀米(初炊き)
一月 六日(日)晴 一瞬で角まで膨れ餅焼ける(餅焼)
一月 七日(月)晴(七種) 七種粥苦みも旨し胃を温む(七種)
一月 八日(火)晴 すずしろの引き出す会話悲喜こもごも(すずしろ)
一月 九日(水)晴 白菜の芯の固さが歯に応え(白菜)
一月 十日(木)晴 朝仕済み十指労わり蜜柑剥く(蜜柑)
一月一一日(金)晴 お汁粉に鏡開きの餅伸びる(お汁粉)
一月一二日(土)曇 色さえて紫大根丸大根(紫大根)
一月一三日(日)曇 人参の甘さしみ出す夕あかり(人参)
一月一四日(月)晴(成人式)鍋料理何から入れる大騒ぎ(鍋料理)
一月一五日(火)晴(小正月)小豆粥甘さ啜れば晴れ続く(小豆粥)
一月一六日(水)晴 白菜の芯柔らかく踊る鍋(白菜)
一月一七日(木)晴 冬苺だれか見つめて並んでる(冬苺)
一月十八日(金)晴 牡蠣鍋の最後の一つ頑なに(牡蠣鍋)
一月十九日(土)晴 鍋噴けば鱈の身締る北の幸(鱈)
一月二十日(日)晴 搾りたて蜜柑ジュースに喉鳴らす(蜜柑)
一月二一日(月)晴 寒鰤の兜焼きから脂飛ぶ(寒鰤)
一月二二日(火)晴 石焼き芋石の熱さに焦げ目無く(石焼き芋)
一月二三日(水)晴 夕ぐれてレンジに掛ける蒸かし飯(蒸かし飯)
一月二四日(木)晴 鍋焼きの焦げて言葉の無く啜る(鍋焼き)
一月二五日(金)晴 みかん剥くみかんの色に爪を染め(みかん)
一月二六日(土)晴 何度でも立ち直れるさ寒苺(寒苺)
一月二七日(日)晴 節料理残す物無く重は空(節料理)
一月二八日(月)晴 沢庵の固さが旨さこりこりと(沢庵)
一月二九日(火)晴 リゾットの鱈の旨みに場の和む(鱈)
一月三十日(水)晴 三平汁湯気ごと盛れば具の荒く(三平汁)
一月三一日(木)曇 赤味噌に根菜とろけほうとう鍋(根菜)

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