一句鑑賞

走るのは月

歳時記の夏の夜を開くと清少納言の枕草子ですね。

「夏は、夜。

月のころはさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。

また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。

雨など降るもをかし。」

とある、解説にあります、勉強になりますね(笑)

 

今宵は蛍の行くも見えぬ闇なれど

それもまたいとをかし

雨音を待つのもをかし

 

さて例句を見てみますと

夏の夜や雲より雲に月はしる   闌 更(高桑らんこう)

この句に惹かれますね。

実際は雲が流れているのですが、それを月が走っているようだと。

天気の変わりやすい時期でもありますが・・・

上五で切って、あとは一気にスピードで詠み切っていますね。

はい、分かりました!としか言えないですね。

コメント一覧

一句
コメントありがとうございます
yururimomoさん

電車はそうですね、自分の乗っていのが動いたのかと一瞬びっくりしますね。


yururimomo
>夏の夜や雲より雲に月はしる   

風景がとても伝わります。

月がはしると言えば
隣に並んで停車していた反対方向へ向かう電車が動き始めたとき
ふと、自分が乗っている電車が動いたのかなって
錯覚する気分になるのを思い出しました^^
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