一句鑑賞

茅舎の目

旧暦の2月15日の法要。
現在は新暦3月15日前後に行われるところが多いと歳時記にある。
私のお寺さんでは新暦2月15日に行われる。
お寺の世話人をしているので、近所の10数軒に涅槃会の案内を配った。
4年の任期も3月までだが・・・後任が未定だ。

歳時記の例句に目に留まるのが・・・川端茅舎の

土不蹈(つちふまず)ゆたかに涅槃し給えり

涅槃絵や涅槃像などたしかにふくよかに表現されています。
お顔ではなく茅舎は土踏まずに目を留めているんですね。
茅舎の初秋の句で・・・

新涼や白きてのひらあしのうら

が浮かびますね。
足のうら、土踏まずと普段は目にも気にも留めないところに焦点を当てていますね。
でもそこは人を支えている大事な足の、ちょっと弾力もあり人間っぽい部分なのです。
デリケートでもありますね・・・
そこのところが・・ゆたかだと言っているのですね。

茅舎の目(心)は人の見えないものを見ています。

はてさて世話人の後任候補は・・・
お寺事などすすんでする人は居ませんからね。
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