冬菫・寒菫
菫は春の花だが、日当たりの良い野山では冬の半ばから咲き始めるものもある。けなげに咲く花は心を和ませる。と解説にあります。
冬すみれ死後も一度は通る土手 堀葦男
ふるきよきころのいろして冬すみれ 飯田龍太
仮の世のほかに世のなし冬菫 倉橋羊村
日だまりはここよここよと冬すみれ 檜紀代
例句を挙げさせてもらいました。
死後も一度は通る土手と言われますと、そのとおりなんですが・・・作者はその土手の道を愛していればこそ言えるのでしょうね。
今の世を生きよと、けなげな菫のように。
あぁ、よく咲いてくれたねこの日だまりに。
旧き良きころの色して・・・そう、菫は今もその色を変えていないのですね、自分も今風の色には簡単に染まないと言っているのでしょうか。
母が好きだったにほひ菫、何処かに探したいのだが・・・ベッドサイドに水耕できないかな?検索してみようか。