一句鑑賞

似たような冬の雨が

終日冷たい雨。

ほんの数日前まで、まだ枯れ残っていた草の間から名残というには健気さを感じさせて咲いていた朝顔も流石にもう咲き尽くした気配か、打ちつける雨ではないがその冷たさには草花も冬が来たと思い知らされたことだろう。

これを書いている今は湯で温まった体を冷やさぬようひざ掛けも引き寄せる具合でファンヒーターの心地よさの中にいる。

 

この秋からご先祖の物などを処分はじめていたが、忙しさの中でストップしていた。また始めなければと・・・それと休日の過ごし方を考えてもいた。

いわゆる何もしない。ここに落ち着くのだが・・・ではTVの前で安楽に?

否、そうではなくて適度な刺激も無ければ人は思考がストップしてしまう。これでは何とかの始まりとなるので行動しながら何もしない、これを今後の贅沢にしたいと考えている。

そのうちの一つが運転をしない。これを週に一日設けたい。

かなり生活が変わると思うのだけど・・・多少不足の買い物があってもいいじゃないか、そういった気分で過ごせる日があれば何か今まで気づかなかった変化が生じるかもしれない。

 

といったところで歳時記の名句を考えてみましょう。

冬の雨ですが、二三年前に芭蕉と蕪村の句を鑑賞しておりました。

記事タイトルは「冬の雨の夜に」https://blog.goo.ne.jp/haiku_yu-me/e/6d9755797f4df79fb6f7f57d8c3b82ef

で今夜は・・・

戸一枚だけの灯もらす冬の雨   田中午次郎

うーん時代が違うので情景は浮かびにくいでしょうね・・・雨戸はほとんど閉めて夜の寒気と雨をしのいでいるのですが、しかし一枚だけは閉めずに開けている。

ここですね・・・世間と繋がっているというか、更け切っていない時間は戸の灯りをわざと外へ出しているのです。しっかりと生きておりますという証のように・・・・かな。

ではおやすみなさい

冷えますね

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