一句鑑賞

冬近し

一週間は楽しめた金木犀の香り、なんか普段の自分の脳みそではないような感覚を与えてくれました。

その間に10数句を作って所属俳句会への投句準備の下書きを済ませました。

唇をしばらく閉じて副鼻腔に溜め込んだ金木犀の香りも今はありません。

俳人たちはもう心は立冬へと向いているのです。

なんて恰好いいことを書いてしまいました・・・(^_^;)

立冬、初冬、あるいは景色がすこし荒れた感じとでも言うんでしょうが。

今年の異常な暑さ、その終わりとでもいうのでしょうか!

本日、前線が通り抜けて行きましたが、ちょうど午後零時ころの一時間に雷を伴うやや強い雨が降りました・・・雨が上がってからの風に冷たさを感じて、ようやく!暑さもこれまでかと!!お願いしたい<(_ _)>

稲架ですね・・・この秋、お米は値上がりましたが、生産者といいますか農業従事者さんにはしっかりとしたものが手元に届くようになればいいですね。

歳時記の秋の終りの時候を開けば・・・

冬近し黒く重なる鯉の水   桂信子

いいですね!などと私が言っても句の価値はまったく微動だにしませんが💦

この句の、黒く重なる ってところですね、鯉が集まっている様子でしょうが、そのまま見たままの句なんですが・・・

鯉が水の深みにやや上にまた下に重なるように群れ泳いでいる様ですね。よく見る景なんですが、冬近しという季語と、水からは出れない鯉がこのさきに来る寒さと水面の変わらない透明感が、まわりの静けさを感じさせていよいよ冬だなと感じさせますね!

しかし夜になってからは急激に気温の低下を感じます。温かくして寝ないと!

おやすみなさい

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