早春から仲春へと移っていきます
季節の移ろいを早いと感じるようになったのはいつのことだろう
でもよく考えるとカレンダーはまだ3月が始まったばかり
正月からの忙しさを乗り越えて来たからか
二月の過ぎるのが三日ほど早かったからか
と考えていると思いつくことが一つあった
耳目に触れるものはしっかり見ている
しかしながら世の中の動きに
いちいち反応していってない自分がいる
流行りのものなど追いかけないようになったのは
いつのことかさえ思い出せない
庭の花が咲けばそれだけで嬉しく
枯れて散れば愛おしく
春宵というには更け切った
そんな夜は
ウィリーネルソンの一節を口ずさみ
サイモンとガーファンクルのエイプリル カム シー ウィルを楽しみ
角瓶のハイボール一缶が軽くなる
愉しみとはそんなものかと
ジョーンバエズの声を聴きながら考えた
歳時記の例句より
「前略」と書きしばかりや春の宵 中村苑子
誰にとも言ってないのが春の宵にぴったりですね。
なとと書くと怒られそうですが・・・といったところで