一句鑑賞

湯呑の歴史

 

小鹿田焼の湯呑。中にお茶は入っていません、空ですよ!

左手のオレンジ色のは、眼鏡のレンズ拭き用スプレーです。

ケーブルが繋がってますが・・・実はまだADSLの白いケーブルです(-_-;)

手前はプリンター用と画像の外ですが、CDラジオへのジャックがイヤホンジャックに入ってます。

このテーブルで長いこといろんなことを書いてきました。

古い古いこの家も年内には取り壊します。

愛おしいという言葉ですが、これは長年使ってきた愛用の品とかもその範ちゅうですね。家もまたそうですよね・・・母が三人の息子を産んでくれた家なのです。

そこに今は独で最後の管理のために寝泊まりしております。片付け物の中途の品々が転がっておりますが・・・私は心が休まるのです。

湯呑でお茶を上げる仏壇は、どうしようかと思っておりますが、幸い上下二つに分かれるようになっていますので、上の部分をそのまま我が自宅へ全ての位牌とともに・・・分からないでしょう?・・・自宅と母屋、二軒を同じ敷地内に管理しておりますので。

明治か江戸?の古い書類入れ箪笥が、今の私の左手にあります。その上に仏壇を置けるかな?とか考えたり・・・家を終うのは大変です、考えることが沢山あります。

断捨離って新しく作ることだなと思ったりしております。

ビタミン剤も写ってますね(-_-;)

 

小鹿田焼の里は、一子相伝の窯が十軒ほどでしたか、詳しくはお調べください。

日田市から山国町へ超える峠の手前から、たしか小野という地名だったか・・そこから左手の山へ川沿いの道を上ります。途中からは道も狭くなるにつれ川土手も切り立ってきて流れの音が聞こえてくるようになります・・・

幾つかの危険なカーブ道を上っていくと、先ず左手先の川の向こうに食堂?といいますか・・・簡易な橋を渡るとお店があります。

そこで驚くのが句碑があるのですね。

陶土を搗く、川の流れで大きな木の杵を持ち上げ下し打つ、杵ですね。唐臼と言います。

臼の部分に陶土が入れてあります・・・ドン!と杵が搗くたびに音が響きます。

臼の上部から土が中心に向かってこぼれて、それをまた杵がドンと打ちます。

 

その陶土を搗く杵のことを・・・句碑の句は・・・水杵(みずきね)と詠んでありました。句は覚えておりませんが、あぁいい景色だなと思いました。再訪して句を確かめたいと思っております・・・

私が行ったときは10月の陶器祭りといったかな?その準備のために登り窯に火をくべている最中でしたね。窯人たちが数人、登り窯の前に体を休めながらの作業中でした。

厚かましい私は、水杵の傍まで行って様子を見させていただきました。ドン!と搗くたびに傍らの金木犀の花がこぼれて葉の上から地面に、傾斜の下へと・・・

約四百年ほど変わらぬ陶器作りが続いていると知ったときは、物凄い何かを感じたのですが、それが何かは具体的に言えませんでした。今もですが・・・時々のその人々の力が今も・・・

私が古い歴史あるそんな場所や、遺物なのに接したときに思うのは、その時々の人達の力なんですね。ただただ頭が下がるんです。理屈ではなくて、そうなるんですね。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事