まだまだ寒いですが、春の気配を感じますね
最近読んでとっても心に染みた1冊を紹介します。
トラウマやPTSDの様々な症状についても、易しい言葉で解説してくれています。
まさしくトラウマの入門書
宮地尚子, 2013 『トラウマ』 岩波新書.
「傷を抱えて生きる」「傷ついた人のそばにたたずむ」「トラウマを耕す」などなど。
章の名前だけ見ても、心が動かされるような…。
3.11からもうすぐ2年。
海外で見守っていた私でさえ、思い出すだけで心がどんよりとします。
当事者の方や、日本国内で報道にさらされていた人たちはもっと深い傷を負っていることと思います。
東京にいた友人からよく聞いたのは、「私たちは実際に被害にあったわけではない」「東北の人は本当に大変なんだから」と、傷ついたということを周囲も本人も認められない感情でした。
でも、体験したことのない揺れや原発の恐怖、食べ物が一斉に消えたスーパー、震災報道一色のテレビ。何を信じていいのか分からない不安な状況の中で、大なり小なり傷ついた方は多いのでは。
この本が発している最も大切なメッセージは「『傷ついた』って言っていいんだよ」。
自分の傷と、他人の傷と、どのように向き合いながら生きていけるのか、優しい気持ちで考えるきっかけになると思います

最近読んでとっても心に染みた1冊を紹介します。
トラウマやPTSDの様々な症状についても、易しい言葉で解説してくれています。
まさしくトラウマの入門書

宮地尚子, 2013 『トラウマ』 岩波新書.
「傷を抱えて生きる」「傷ついた人のそばにたたずむ」「トラウマを耕す」などなど。
章の名前だけ見ても、心が動かされるような…。
3.11からもうすぐ2年。
海外で見守っていた私でさえ、思い出すだけで心がどんよりとします。
当事者の方や、日本国内で報道にさらされていた人たちはもっと深い傷を負っていることと思います。
東京にいた友人からよく聞いたのは、「私たちは実際に被害にあったわけではない」「東北の人は本当に大変なんだから」と、傷ついたということを周囲も本人も認められない感情でした。
でも、体験したことのない揺れや原発の恐怖、食べ物が一斉に消えたスーパー、震災報道一色のテレビ。何を信じていいのか分からない不安な状況の中で、大なり小なり傷ついた方は多いのでは。
この本が発している最も大切なメッセージは「『傷ついた』って言っていいんだよ」。
自分の傷と、他人の傷と、どのように向き合いながら生きていけるのか、優しい気持ちで考えるきっかけになると思います
