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英語版の情報は
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国際報道写真賞であるThe Prague Photo Prize、the American PDN Awards、multiple Dutch Sliver Camera awardを含む数々の賞を受賞し、そのポートレートとドキュメンタリーの作品で国際的に評価の高いオランダのフォトジャーナリスト、ロバート・ノース氏 を迎え、チェルノブイリ事故から25年目である2011年から氏が取り組んでいるプロジェクト「証明書番号00358」に焦点を当てて、トークショーを行 います。
ノース氏が強調するのは、チェルノブイリが、旧ソビエト連邦の最後の45年間に渡って起きた、一連の壊滅的な原子力事故の一つの例でしかないということ。 作品は、チェルノブイリを含めた4つの原子力施設がある地域の、過去の事故また社会的、経済的、政治的な問題を含めた現在の状況について言及しています。 ロシアの原子力産業の抱えた様々な問題、自然環境に対する核廃棄物の投棄、放射性物質による被爆と汚染。また原子力燃料、原子力技術、核廃棄物の保管・再 処理における他国との関係性。
福島の原子力事故の問題を考えましても、その現状とこの先をノース氏の写真と言葉を通じて、感じ、想像するための大変貴重な機会となるでしょう。どうぞ奮ってご参加ください。
証明書番号00358
チェルノブイリ事故から25 年目の2011年4月に始まったこの証明はチェルノブイリが例外でないことを強調している。それはチェルノブイリが、旧ソビエト連邦の最後の45年間に渡って起きた、一連の壊滅的な原子力事故の一つの例でしかないということである。
ロシアは世界的に原子力産業の重要な役割を担っている。イラン、インド、パキスタンのような発展途上国に原子力の技術を輸出。またフランス、ドイツ、オラ ンダのために原子力燃料を製造し、台湾、日本、ハンガリー、イラン、スイス、チェコ共和国や中国から核廃棄物を保管、或は再処理するために輸入している。
しかし、ロシアの原子力産業は事故、或は故意に自然環境に対して直接核物質を投棄するような恐ろしくひどい歴史を抱えている。現在でも使用されている多くの原子力発電所は安全ではなく、シベリアのような遠い地域をも広く汚染しているのである。
証明は四つの場所に言及している、
マヤーク
ウラルの南東に位置し、プルトニウム兵器の製造のための重要な設備を担ってきた。事故と故意の核廃棄物の放出で272,000人の人々が高レベルの放射線 を被爆。世界で最も危険で汚染されている原子力発電所として知られている。それにも関わらず、外国の放射性物質を保管、再処理する重要な役割を担ってい る。
セミパラチンスク
カザフスタン東部に位置し、旧ソビエト連邦における主要な核兵器のテスト設備であった。1945年から1989年の間に、約475回の大気中、また地下での核実験が行われた。国連開発計画は120万人以上の人々が長期的な期間、汚染されていると推定している。
チェルノブイリ
ウクライナに位置し、最も良く知られている原子力事故の大惨事を起こした場所となってしまった。1986年の原子炉の爆発はロシアの西部に位置する、ベラ ルーシ、ウクライナに住む、何百万人もの人々に影響を及ぼした。その両国にはヨーロッパにエネルギーを輸出するため、新しい原子炉を建設する計画がある。
トムスク7
シベリア西部に位置し、1993年に起きた最も最近の事故に直面した。爆発は再処理設備の一部を破壊し、ウラニウムとプルトニウムが放出された。200平 方キロメートルの地域が汚染され、いくつかの村が立ち退きとなった。トムスク7は、高い放射性の核廃棄物を人々の住む地域の近隣に投棄し続けている。二番 目の再処理施設ははさらに増えて行く核廃棄物の輸入を扱うと考えられている。既にヨーロッパの国々からの、過程の処置が行われた核廃棄物が大量に存在して いる。
司会進行はリマインダーズプロジェクトの後藤由美が担当します。
参考:reportage The online magazine of photojournalism
http://www.reportage.org/2001/SierraLeoneK/PagesSLK/knoth.html
http://vimeo.com/9386303
http://vimeo.com/24963226
■会期 :2011年11月5日(土曜日)午後6時半頃(6:20開場)~午後8半頃まで(途中入退場可)
■場所:恵比寿ガーデンプレイス内 東京都写真美術館 1階創作室
□ 主催:リマインダーズプロジェクト
□ 参加費: 1,000円(定員60名)
◆-----<参加申込み方法>
申し込み受付フォーム:https://bitly.com/Robert-Knoth
また、上記フォームがうまく機能しない場合は、
お名前と参加希望人数をを明記の上、下記までお申し込みください。
tdpw2011-review@reminders-project.org
まで、件名に「写真家Robert Knothスライド&トークショー参加申し込み」と書いて、本文内に名前、氏名、参加人数を添えてメール送信してください。
★どなたでもご参加頂けます。みなさんの興味・関心を深められるような有意義な場をいっしょに作っていきたいと思っています。定員があり、スペースなどの調整上、事前に参加申し込みをお願いしています。
◆-----<問い合わせ先>
「Robert Knoth「証明書番号00358」スライド&トークショー」実行委員会事務局
E-Mail:info@reminders-project.org
※主催はリマインダーズプロジェクトになりますので、お問い合わせは上記メールのみにお願いします。東京都写真美術館はこのイベントに関する問い合わせなどに対応されませんのでご注意下さい。
Robert Knoth 経歴:
2001年から独立系の写真家として、主に長期のドキュメンタリー制作に取り組む。作品の中では常に、様々な社会的、経済的、政治的問題の複雑さと、それが普通の人々の生活にどのように影響を及ぼすかについて示している。
シエラリオネ、ソマリア、スーダン、コソボ、アフガニスタン、パキスタンでの紛争を含む、アフリカ、アジア、バルカン半島での大きな紛争とその後の取材を続けている。
作品は New York TImes、The Guardian、Der Spiegel、Sydney Morning Herald、La Repubblica、Moscow Times で公表されてきた。
ポートレートとドキュメンタリーの作品は国際的に賞賛され、二つの国際報道写真賞を含む、the Prague Photo Prize、the American PDN Awards、multiple Dutch Sliver Camera awardを受賞。
落ち着きのある、モノクロの写真はダイアン・アーバス、ユージン・スミス、アウグスト・ザンダーの作品と比較されてきた。
プロジェクトである、証明書番号00358は、旧ソビエト連邦でのいくっつか原子力災害の影響を扱ったもので、それにより国際的な注目を浴びることとなっ た。モスクワHouse of Photography、モントリオールのPlace Des Art、ロンドンのOxo Gallery、キエフの現代美術館、中国平遥県での国際写真フェスティバルなど、世界中70カ所以上の場所で、多くの観客に向けて公開されている。
ニューヨーク大学のアートスクール、北京のState Media Department、シドニーのオーストラリアフォトグラフィーセンター、ブリスベンのFotopub Slovenia and the Griffith 大学などでワークショップや講義を頻繁に行っている。
以上まで、スライド&トークショー参加申し込み受付中のお知らせでした。
リマインダーズプロジェクト
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I WAS THERE写真ブログ、毎週月曜日更新。
http://www4.atword.jp/reminders/