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中国山西省・戦場での日本兵~田村泰次郎の戦争文学から~

2009-02-20 17:51:40 | イベント案内


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中国山西省・戦場での日本兵~田村泰次郎の戦争文学から~

日時:2009年3月1日(日)14:00~17:00
場所:早稲田大学国際会議場 第1会議室(3階)
参加費:1000円(維持会員カードをご提示の方は100円引き)

主催:アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)

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半世紀もの沈黙をやぶり、中国の女性たちが日本軍による性暴力を訴え始めたの
は1990年代後半からですが、その実態は戦後復員した作家たちの作品にも描かれ
てきました。田村泰次郎は、山西省の慰安所や占領地での日本兵の'性'を克明に
描いた数少ない作家でした。今回は田村の戦争文学を通して、戦場での日本兵の
行動と意識を浮き彫りにします。

■パネリスト━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■尾西 康充 (三重大学教授)
1967年神戸生まれ。専門は近代日本文学。北村透谷やプロレタリア文学とともに
田村泰次郎研究で、今年『田村泰次郎の戦争文学~中国山西省での従軍体験から

(笠間書院)を上梓。『田村泰次郎選集』(全5巻・2005年/日本図書センター)
を編集。

■彦坂 諦(作家)
1933年仙台生まれ。『男性神話』(1991年/径書房)では、田村泰次郎が描く戦
場での男の性のありようを具体的に分析。シリーズ『ある無能兵士の軌跡』(全
9巻/柘植書房新社)、『九条の根っこ』(れんが書房新社)ほか。

■石田 米子 (山西省・明らかにする会代表。岡山大学名誉教授)
1935年東京生まれ。専門は中国近代史。1996年より山西省盂県の性暴力被害女性
たちの裁判支援と現地調査に取り組む。『黄土の村の性暴力~大娘たちの戦争は
終わらない』(共著・2004年/創土社)ほか。

ファシリテーター
池田恵理子 (wam運営委員長。テレビ・ディレクター)
1950年東京生まれ。山西省・明らかにする会のメンバーで『黄土の村の性暴力』
に「田村泰次郎が描いた戦場の性」を執筆。

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田村泰次郎(1911~1983年)
三重県四日市生まれ。
1940年に召集され、山西省陽泉の旅団司令部宣伝班に配属された。
「肉体文学」作家とされているが、戦場での日本兵を描いた『肉体の悪魔』 『春
婦伝』
『裸女のいる隊列』 『蝗』などで、凄惨な戦争の実態を描いた。
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★wam de dokusho★
田村泰次郎の戦争小説 読書会

日時:2009年2月27日(金)18:30~21:00 
場所:wamオープンスペース 資料代:500円
司会&報告:池田恵理子 特別ゲスト:彦坂諦さん

特別展シンポジウムを前に田村泰次郎の作品を読み合わせ、語り合ってみません
か。参加希望者は、『肉体の悪魔/失われた男』(2006年/講談社文芸文庫)を
お読みください。この文庫本にはタイトル作品の他に、『蝗』、『渇く日日』、
秦昌弘さんの解説も入っています。
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