あなろぐ

ここは私の巣穴です。自閉症の息子のことや、好きな作品のことなどを書きます。
最近のハマリものはイ・ジュンギ。愛だぜ。

日本人の知らない日本語

2010-08-06 02:13:00 | 読書メモ
蛇蔵&海野凪子「日本人の知らない日本語」(メディアファクトリー 2009年刊)¥880

副題、「なるほど~×爆笑!の日本語〝再発見〟コミックエッセイ」

副題まんまです。
なるほど!爆笑!

内容は、日本語学校で教師をなさってる凪子先生と留学生たちの、真剣でおかしい日本語エピソード。

コミックエッセイなので、とっても気軽に読めます。
面白いながらも、芯は真面目なので、根がまじめな方に特にオススメです。
(ドラマ化もされたそうです。木曜日深夜にやってるみたいなんだけど。)


私が特に感心したのは、
●「教えていただけますか」と「教えてくださいませんか」の違い(教えてもらえる権利の度合い)
とか、
●「さしつかえなければ」と「おそれいりますが」の使い分け(相手への強制力の度合い)
についてのお話でした。
ふだん、考えずに使ってるけど、そう言われると納得!

そういえば、職場で「~してください」っていう意味で「~願います」って言う子がいまして。
私は言われるたびに気になっていたんだけど、どうして気になるのかよくわからず、注意できずにいました。
相手に断る余地を与えない言い方だから、気になっていたんだわ~。
とっても腑に落ちました。
無線交信とかなら(←レアケースだけど)、「応答願います」でいいけど、
人に原稿を依頼するときに「○○日までに執筆願います」と言われるとちょっとねえ。


日本語学習でカタカナ語が難しいっていうのも興味深かったですね。
実際、日本人でさえカタカナ語の知らないのは調べにくいですもんね。
音引き(ー)の位置や有無が違うと、別の言葉に見えちゃうし。

あとは、やっぱり言葉を学ぶって文化を学ぶことなんだなあと改めて思いました。
私も韓国語勉強やらなきゃ~。
ハングルはちょっとだけ覚えつつあります(遅々として……)。

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