ハリスおばさんモスクワへ行く(講談社文庫 ガリコ作/亀山龍樹・遠藤みえ子訳)
1982年初版、¥380
文庫が380円の時代ですよ。今は高くなったな~
っていう感慨はおいといて、「ハリスおばさん」のシリーズを久しぶりに読みました。
このシリーズの第1作、「ハリスおばさんパリへ行く」は子どものころハードカバーで読んで、大好きだったんですね。
ハリスおばさんは、ロンドンに住む通いのハウスキーパーです。
わかりやすく言うと「お掃除おばさん」。
ハウスキーピングのプロで、正直で善良な「よき人々」の一員なんですが、根が乙女。
特に最近、年をとっても何かに恋焦がれる気持ちがとてもよくわかる(笑)ので……
「…パリへ行く」では、ディオールのオートクチュールにあこがれてあこがれて、
「いい年をして…」という既成概念にめげず、爪に火をともすようにお金をためて、
とうとう「temptation(誘惑)」という名のドレスを手に入れてしまうのです。
行動力抜群。学歴はないけど人生の味わいは知り尽くしてる、そんなおばさんです。
年の頃は、50代? 60代?ってところ。
この「…モスクワへ行く」では、お得意さんの某氏の恋を実らせてあげたい一心で、冷戦下の鉄のカーテンの向こうへ行っちゃうって話ですから、その行動力たるや。
ラストの一幕で、胸がじんわりあったかくなります。
肩の力を抜いて読める娯楽作。
文学性はないんだけど、人間、捨てたもんじゃないねという気持ちにさせてくれます。
1982年初版、¥380
文庫が380円の時代ですよ。今は高くなったな~
っていう感慨はおいといて、「ハリスおばさん」のシリーズを久しぶりに読みました。
このシリーズの第1作、「ハリスおばさんパリへ行く」は子どものころハードカバーで読んで、大好きだったんですね。
ハリスおばさんは、ロンドンに住む通いのハウスキーパーです。
わかりやすく言うと「お掃除おばさん」。
ハウスキーピングのプロで、正直で善良な「よき人々」の一員なんですが、根が乙女。
特に最近、年をとっても何かに恋焦がれる気持ちがとてもよくわかる(笑)ので……
「…パリへ行く」では、ディオールのオートクチュールにあこがれてあこがれて、
「いい年をして…」という既成概念にめげず、爪に火をともすようにお金をためて、
とうとう「temptation(誘惑)」という名のドレスを手に入れてしまうのです。
行動力抜群。学歴はないけど人生の味わいは知り尽くしてる、そんなおばさんです。
年の頃は、50代? 60代?ってところ。
この「…モスクワへ行く」では、お得意さんの某氏の恋を実らせてあげたい一心で、冷戦下の鉄のカーテンの向こうへ行っちゃうって話ですから、その行動力たるや。
ラストの一幕で、胸がじんわりあったかくなります。
肩の力を抜いて読める娯楽作。
文学性はないんだけど、人間、捨てたもんじゃないねという気持ちにさせてくれます。
元気のいいおばさん 好きです!!
吉行あぐりさんや斎藤茂吉の奥さん(名前忘れました
パリやモスクワへ行ったり
先ず頭に思い浮かぶのは、「本場のクロワッサン食べたい!とかボルシチも~
オートクチュールの服を手に入れて、舞踏会に着て行ったのかな?それともパーティーにお出掛けとか…
なんか楽しそう
因みに、我が家は「飛んでろじいちゃん」が人気で、寝る時、何十回も読まされました。タフなおじいちゃんの話です
すっかり朝晩涼しくなりました。風邪などひかれません様に
最近しんどいので
読んでみたくなりました。
吉行あぐりさんの朝ドラありましたよね。
そんなによく見てたわけじゃないですけど、この母にして、あの子どもたちが育ったんだなあと思いました。ドラマとはいえ、ね。
行動力のある熟年あるいは老年の女性ってかっこいいですよね。ホント、あこがれです。
このハリスおばさんも、可愛くて頼れるおばちゃんです。
>たけさん
しんどいときに「箸休め」になる本だと思います。
やはり第1作「ハリスおばさんパリへ行く」からどうぞ~