花日和 Hana-biyori

魔王

伊坂幸太郎 原作の少年マンガ、「魔王」を借りて読みました。(漫画・大須賀めぐみ)

話自体にはなんとなく乗りきれないものがありましたが、「多数派や群衆心理に流されず、自分の考えで行動する」ことの困難や大切さを訴えているのは伝わって来ました。

特に「クラレッタのスカートをなおす」逸話は知らなかったので上手い引用というか、それにインスパイアされてこのお話を書いたのかな?と思うくらいでした。

乗れなかった理由は、最初に「人口減少と治安悪化は繋がらないだろ…」とか、都市計画推進派の見通しの甘さや子供じみた強引さが気になり、主人公もあまり魅力的に感じず(と思ったら途中で主役交代)、少年マンガ的な演出、暴力とか巨乳なども、いまの自分にはソリがあわないこともあり。

好みの問題だと思います。伊坂幸太郎ファンには分かる、というお楽しみも散りばめられているらしいですが、私には分からないもんねー。

しかしコレ、2009年ごろの作品ですが、憲法改正に関する議論は今の日本と似ている所もあり、ちょっとぞっとします。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事