花日和 Hana-biyori

たすけてドラえもーん、なかんじ

昨日「ベイマックス」を見た後で、タイムリーな番組をみてしまいました。
NHKスペシャルの”ネクストワールド 私たちの未来「第3回」”。うーん、全く認識が甘かった。スーツロボは、医療用や肉体労働アシストでしか知らなかったのですが、アメリカが軍事用に開発に力を入れているそうです。まあ、そりゃそうか。

ロボットを人間と同等の判断力にするには限界があるということで、人間の能力をパワーアップするテクノロジーは急速に進化しているようです。身に着けて人間の能力の拡大を目指すのは、「ウェアラブル・ロボット」と呼ばれています。

つくば大学の山海教授が開発したリハピリアシストロボなどもその一例でしょうが、先ごろ、グーグルが発表したメガネ型装着コンピューターもそのひとつ。救命救急士が見ているままをリアルタイムで病院の医師に伝えるなど、救命救急の医療現場ではすでに実用化されているそうです。
これは、ゆくゆくは、まさにベイマックスのように、人工知能が患者の処置に必要な情報を瞬時に読み取ることを理想としているのだとか。

ある大学では、コンタクトレンズの一部にコンピューターを装着する技術を開発したというし、「30年後はコンピューターは血液細胞ほどの大きさになり、頭の中に取り入れ、圧倒的な頭脳を手に入れる」と語る科学者もいました。
アメリカでは「ブレイン・イニシアチブ」として、国家レベルで「人間の脳のパワーを最大限に引き出す研究」を行っているそうです。米陸軍では、脳とコンピューターを繋いで情報処理能力をアップさせる、瞬時に敵を察知する能力を手に入れようとしています。

更には、「ロボットの体に脳の情報を写し取る技術」も研究中で、ロシアのドミトリー・イツコフ氏は実現可能だと自信を持って話していました。「宇宙にも行けて病気にならない、不老不死。ロボットのなかで意識だけが生き続ける」とのこと。

機械のからだ。「銀河鉄道333」だわー。

まさにSFの世界ですが、科学者は「選択肢があるということ」が重要なのだと語っていました。

まあ、科学者は、そういうわな。しかし番組でも言っていましたが、「合理性だけでは測れないのが人間」なのであります。不妊治療や出生前診断なんかみていても思いますけれど、「できる」とか「みんなやっている」のなかにあって、「選択」するのがどれだけ難しいか。貧富の差なども、ありますし。移動するデータは、すべてを移動してまったく苦しまないということがあるでしょうか。では嫌なデータを削除したとして、それがその人だと言えるでしょうか。ますますSFですね。

2045年にはみんな覚悟しときなよ、な感じで番組をしめていましたが、すっかり引いてしまっている自分がいました。まあ、そのころはすっかりおばあちゃんなわけですが、パワーアシストを使う財力を持っているとは到底思えません。介護用には、欲しいけどな…。
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