亡くなったお兄さんが作ったケア・ロボット、ベイマックスと共に大活躍する14歳のヒロ・ハマダ少年のお話。13歳で高校を卒業するほどの天才少年である彼は、お兄さんが死んでしまったのは単なる事故ではないと悟り、犯人を捕らえるためベイマックスを戦闘用に強化。自分や兄の大学の友人たちもスーパーヒーローのように強化するスーツロボを作り戦いに乗り出すが。
みんながスーパーヒーローとして有頂天になっている場面は、子供はわくわくするところなんだろうけど、危うくて見ていて嫌な感じでした。最後は、これでなくっちゃ男の子アニメ！みたいなノリ、楽しいなあと思えましたが。
脳が考えた通りに動く、人間の動きをサポート・強化するスーツロボは現実にも既にあって、開発者が軍事利用に抗ったとしてもそうなるのでしょう。ベイマックスは、ヒロをケアするためだけに作られた癒しロボットなので、人間の命令に逆らえないというロボットの原則を破りながら（お兄さんのプログラムに従っているわけですが）、最後の一線を越えない。ヒロの暴走を、まるで盲導犬のような誠実さで押しとどめるのが素敵でした。
息子は、「すぐいっぱい泣いちゃった」みたない事を言ってましたが、どこで泣いたかなどは教えてくれませんでした。そして笑うツボが私とは違っていたなあ。
