花日和 Hana-biyori

リンドグレーンはやっぱ楽しかった

「やかまし村の春・夏・秋・冬」(アストリッド・リンドグレーン作・大塚勇三 訳/岩波少年文庫)を、やっと読み聞かせ終わりました。やっぱりひとつひとつ全部、面白かった!

スウェーデンでの初版は1949年(66年前!)、日本の訳者あとがきは1965年とありました。

スウエーデンの農村を舞台に、大きな村からさらに少し離れた、森に囲まれた3軒家が「やかまし村」です。特別お金持ちでも貧乏でもない、6人の子供が四季の自然や行事を楽しみながら楽しそうに暮らす様を描きます。


7歳(この時はもう8歳かな?)の少女リーサが、「子ども目線そのもので語るから面白い」という所が今回も随所に感じられました。特に、以前も書いた「お買い物」回と、「みんなを幸せにしてあげなきゃ」ということで見当違いの親切を色んな人にする回は、読者が客観的に見ていてハラハラします。息子も「おい、やめとけ!」とツッコミを入れていました。

夜9時まで遊びほうけても叱られない、というのも、夏は遅くまで明るい北欧ならでは。
毎日仲のいい友達と家族のようにいつでも遊べて、宿題も習い事もない本当に子供らしい生活で、私も息子もうらやましくてしょうがなかったです。

余談ですが、リーサが説明する「ラッセとボッセとオッレ、アンナとブリッタが…」を声に出して読むと、独特の調子というか響きがあって楽しくなりました。試しにやってみてください。憂鬱な気分が無くなります。たぶん。
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