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花日和 Hana-biyori

ほんの少しの笑顔

日曜日は、母のところへ面会へ。

電車で1時間半かけて行くけれど、会う時間はたったの15分間。

母は眠いのか目が虚ろで話しかけても反応は薄い。まわりが気になるようで視線が滑るように私から外れる。

一生懸命話しかけるけれど話題はそんなにないし、繰り返しのことを聞くのが多い。

それでも、

テレビは何見てるの?
敬老会は何をしたの?

という質問に、

「何って決めてるわけじゃないね」

「スイカ割り」

スイカ食べたの?

「うん、美味しかったよ」

という感じで少しは会話も成立した

前回、兄が怒って怒鳴っていたよねという話もしてみたけど、「そうだっけ」と覚えていないみたいだった。それは逆にそのほうがいいかも。

あんなに怒って「もう面会は別々にいくからな」と言っていたのに、

「1週間もしないうちにしれっと来月また会食しようとLINEが来たから驚いちゃった」

と母に報告したら、それにはハハハって感じで軽く笑っていた。

兄には呆れたけど母にウケたからいいか!

母に少しでも笑顔がでると、藁をもつかむ気持ちでそれにすがりたくなってしまう。




 
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