ちょっと前に読んだもの。ネット広告から電子で試し読みして、割引クーポンがあるときにまんまと購入してしまった。
最初は夫の視点で、妻が突然口をきいてくれなくなった戸惑いが描かれる。
お弁当も夕飯も作ってくれるのに、何が駄目なのか教えてくれない妻に困惑、ご機嫌とり、怒りなど一通りやって、アイドルへ逃避する夫。結果6年、妻に拒絶されたまま過ごし、あるとき「離婚しよう」と切り出すが…。
***
妻からの視点で描かれるパートでは案の定、家事育児に疲弊する妻に夫が無神経にダメ出しする。そりゃ嫌われてもしょうがない。
ただ、妻の心が冷えていった理由はわかるが、6年も口をきかなかったら辛すぎで一緒にいるのもしんどいと思う。
が、こういう夫婦はフィクションでなく実際にいるらしくそれがかなり不思議だった。
不仲でも離婚できない、話し合いもできないのは女の労働力の価値評価が夫からも社会からも低すぎる構造があるからでは…と感じて辛かった。
ただ、妻の心が冷えていった理由はわかるが、6年も口をきかなかったら辛すぎで一緒にいるのもしんどいと思う。
が、こういう夫婦はフィクションでなく実際にいるらしくそれがかなり不思議だった。
不仲でも離婚できない、話し合いもできないのは女の労働力の価値評価が夫からも社会からも低すぎる構造があるからでは…と感じて辛かった。