![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41WChKal5XL._SL160_.jpg)
お気楽OLの二ノ宮こと葉は、密かに恋していた幼馴染の結婚披露宴で、感動的なスピーチを聞いて感激する。そのスピーチをした女性は、伝説のスピーチライター・久遠久美。こと葉は、なぜか彼女のもとに弟子入りし、政治家の選挙スピーチを担うことになる。
---
読書メーターで去年の1位になっていたので珍しく買って読みました。衛星放送でドラマ化もされていましたね。見ていませんが。
スピーチのハウツーというか極意みたいな部分は非常に興味深く面白かったんですよね。言葉がものごとを動かすってこういうことか、という納得感や醍醐味がありました。
けれど、主人公こと葉のいかにも現代っ子女子風に寄せようとしている一人称語り、人物像がいまひとつ好きになれませんでした。現実の政治団体や企業をモデルにしている風なのも違和感があり、いまいち乗り切れず。
その後どうなったか分かってしまうからかな~。読んだタイミングも関係しているでしょう。政治の話をやるなら、まったく架空のお話にして欲しかったなあと。