花日和 Hana-biyori

はいからさんが通る

大和和紀の『はいからさんが通る』が電子で2巻無料だった。

アニメから入って、昔コミック全巻持っていたけど手放してしまったから凄く久しぶりに読んで懐かしい。

しかし改めて見ると最初のほうはやや出会いの展開が雑というかベタというか、なんで少尉がそこまで紅緒を好きになったのかもよくわからないなと思ってしまった。

新装版だから最後の著者出版社メッセージにもあったように、大正時代の女学生を昭和の価値観も混ざる感じで描かれてるので今だとコンプラ的にどうよということもある。けど、今考えるとすごいチャレンジしてる作品だったんだなというのはわかる。今より自由だったと言うべきか。幼なじみと駆け落ちして16歳で飲酒して喧嘩してるし、考えてみると少女漫画ではあり得ない展開。軍人より喧嘩が強いとか。

でも漫画としてすごく面白いしやっぱり少尉の美青年ぶりに紅緒同様ドキッとしちゃった。たのしい。

時代的にはロシア革命後で、シベリア出兵は1918年(大正7年)、関東大震災が1923年(大正12年)なので、5年間くらいの話だったんだなあ。

紅緒と少尉が出会ってからシベリア出兵までは多分1年も経ってないから、こんなに一途に待つほど絆は深くないだろ…と今なら思うけど、昔は、そして少女漫画の世界はそんな違和感全然なかったのがすごい。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「マンガ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事