北見市のほぼ中心部に、ハッカ記念館がある。
昔、北見はハッカ市場流通量の70%を占め、
世界一のハッカ王国だったことがある。
戦後、輸出量も落ち、
石油から作る合成ハッカの出現により価格競争でも負けて、
ハッカ産業は衰退してしまった。
そんな歴史を、記念館で振り返り、
現存する和種ハッカの苗をもらってきた。
「すずかぜ」という品種。
プランターに植え替えて、秋の葉の収穫を楽しみに
こちらは、記念館の隣りにある、
「薄荷蒸留館」。
昔の蒸留する機械を保存し、薄荷蒸留実演もやっている。
ハッカの香りがぷ~んと香る。
すがすがしく、爽やかになれる香りだ。
蒸留して出来た、純粋なオイル「薄荷取卸油」
(10ml、1,000円)
ハッカは、生活用品の様々なものに使われており、
薬や歯磨き粉、芳香剤、虫よけなど多種の用途に使うことができる。
それが今では、大半が合成ハッカなのかぁ。
天然のハッカ油、使ってみよう。
ハッカの結晶。
和種ハッカ「あかまる」の取卸油が自然に結晶化したもの。