華コラム

スピリチュアル四方山話

子育ては油断すると利子がつく

2024-09-04 17:25:00 | 日記
「子供は勝手に育つ」説があります。
それは事実です。
少なくとも不完全な大人には、なれます。

乳児期、幼児期さえ
ある程度気をつけていれば、
小学校入学後は放任しても
表向きは何とかなります。

私は小1から
親にネグレクトをされていましたが、
現在42才。生き延びました。
周囲の助けがあってこそですが。

自分が大人になり
結婚して母親になり
子育てをするようになり、気づいたこと。

子供に対して気を抜いた部分が、
後から子供の人格に影響力を及ぼす。
ある時期に楽をした分、
後々苦労することになる。

ちょっとお給料を前借りしたら、
だいぶ天引きされていた感じ。
または分割払いにしたら、実は
かなりの利子率だった感覚。

私には娘が1人います。
小さな頃から物分かりが良く、
ワガママを言わず。
赤ちゃん時代にもギャン泣きをせず、
危ないことも一切せず。
それはそれは楽でした。

子育てって楽チンかも!と
油断していたら、思春期で一変。
気難しい小さな大人のようになり、
理詰めで言い返して来ます。
とても頑固です。

そして、体が弱く入退院を繰り返していた
母親(私)のいない時期に我慢していた
愛情不足が噴出し、
辛辣な意見をしながらも
私にぴったりくっ付いて来ます。

愛情不足は、
過度な愛情欲求となり膨れ上がります。

娘の場合は
ちょっとした、愛情不足のはず。
けれども本人の性格とブレンドされて、
やがて異性関係にも特徴が現れます。

具体的に言うと
娘は彼氏を完璧にコントロールしています。
末恐ろしき12才です。

何だか夫の性格にも似ています。
そして私自身の親への愛情不足が、
子育てに影響しています。

「これくらい大したことないはず」
という意識が、娘には多大なる迷惑だった
ようにも思えます。
人によって、欲している愛情の量は
違うのだから。

根が深い問題だと捉え、
自分の心とも対話をして
子育てに向き合っています。

育児は、未熟な自分を
育てることでもあります。

娘には、愛情の不足分を
支払わねば。

娘の心が立て替えてくれていた分。
予想していたより、
規模の大きな利子付きで。

本来その時その時に注ぐべきだった愛情を、
これから返して行きます。






永遠を求めない

2024-09-01 11:40:00 | 日記
私は占術の仕事もしています。
恋愛や結婚についての鑑定をしていると、
永遠を求める人がとても多いのです。

〝永遠に愛されたい〟
〝永久に2人でいたい〟

泥々の男女関係や離婚を
1度でも経験すると、それがどれ程に
難しいことかわかるはずです。

人は変わります。
自分も変化します。

元々、育った環境が違う人と
カップリングしています。
価値観が似ているとしても、
全ての側面で微細に亘って同じなわけが
ありません。
カップルは、同一人物にはなれないから。

長い長いお付き合いの中で
譲り合い、思い遣りが必要になって来ます。譲歩がたくさん出来ないと、
幸せは長続きしません。

譲歩するということは、
我を曲げるということ。

と言っても、自分の色(個性)を
出さなければ相手は離れて行く。
一緒にいても、つまらないから。

人と人との関係は、とても難しいです。
友情関係ですら、一生涯仲良しで
いることは難しい。
ましてや異性。

根本的に脳の造りが違います。
性の構造も違います。

一方で、お年寄りになるまで
ずっとずっと連れ添って
天国にも同時期に召されて、
また転生して恋人になるカップルもいます。

こうした方々は、魂のレベルで
縁の深さが異なります。
神様から一緒にいなさいと
命じられている方々です。

一見、羨ましい仲かもしれませんが
自由が無く、選択の余地がありません。

誰かと永く共に在りたいと願うかたは、
それ相応の努力をしなければ。

自分の心を美しく保ち、
その人の為に尽くす。
率直に愛を表現して、
マイナスの感情は捨てること。

その人に選ばれ続ける自分を保つこと。
曲芸師のごとく。
至難の業を繰り返します。

永遠なんて、求めないほうが自然であって
楽なのです。


余談。
私の結婚生活は……
雑技団所属並みであります。
毎日が曲芸です。


褒められて警戒

2024-08-25 02:44:00 | 日記
褒められると、警戒する人がいます。

誰に、どのような状況で
何に関して褒められるか…による
かもしれません。

私は、接した人の長所を
すぐに褒めるようにしています。
敬意を払うためです。

けれど、
・褒められたくない人
・褒められることに慣れていない人
・褒められて警戒する人
・褒められたら疑う人
も存在します。

褒められたくない人は、
照れてしまうのでしょう。
どうリアクションしたら良いのか
わからない、生真面目な人です。
だから1対1で褒めるのですが、
やっぱり褒められること自体が苦手みたい。

褒められることに慣れていない人は、
これまで周囲に認めてくれる人が
いなかっただけです。

褒められて警戒する人は、
褒める人が隙を狙って
自分の領域に入って来るのではないか?
と、怖がっている人。
慎重な人です。

褒められて疑う人は、
自信もなく他人も信用しない人。
自分の美点すら、確かなものか
わからなくなっている人。

他にも、褒められて
適当に受け流す人もいます。
こうした人は、褒められ慣れして
大したことがないと考えていたり、
何が狙いなのかと警戒モードに
なっている場合があります。

断固として否定する(謙遜する)人も
います。日本人ならでは……なのかも。
見苦しくなってしまうし、
褒めた側も気まずくなる感じの
シチュエーション。

何にしても、
自分自身の好きな部分や得意や部分を
見て認めて貰えたら、嬉しいものなのだから
「ありがとう」と言えると、
素晴らしいと思います。

褒めてくれた人は、確認してくれたのです。
過度な賞賛かもしれなくても、
そう思ってくれたのだなあ
ということで、
「ありがとう」でOK。
すごくシンプルなことのはず。




善い不倫

2024-08-21 16:08:00 | 日記
不倫は世間一般で憎まれるものです。
不倫に善いも悪いもなく、一律悪いと
されます。

同様に、婚外恋愛は論外という考え方も
あります。
婚外恋愛も恋愛の一種だ、という価値観も
あります。
この辺りは、また機会があれば書きます。

不倫が憎まれる要因は、関係者を傷つけて
不幸にするからです。
当然、他人のパートナーを盗めば
因果応報で自分に返って来ます。

不倫にも様々な形があり、
償いが出来るかどうかで
その後の人生は決まります。

この物質主義の世界では、
先立つものが大切なので
まずは慰謝料。

そして、傷付けた人々への
贖罪の心。

不倫と言っても、本気の恋愛は存在するので
その場合は順番を間違えないことが大事だと
思います。

現在のパートナーと別れてから、好きな人と
共に生きる選択が出来れば理想的です。

というのも、私はカトリック教徒で
ありながら(当時は受洗していませんが)
学生時代の恋人と復縁してしまい、
元夫と別れたタイミングが
現夫との復縁の後だったため
最悪の過ちを犯したと思っています。

現夫は元夫に相場を遥かに上回る慰謝料を
支払い、彼らは友人だったのですが
一時的に関係性が悪化しました。
(現在は再び友人同士)

現夫の元奥様は、
元夫と私の学生時代の後輩に当たり
今も互いに親交があり
円満に収まったように見えても…

元夫は離婚後の自殺未遂により、
言語障害が残りました。
全ては、順番を間違えた私のせいです。
自分の芯が揺らがなければ、現夫が
間違えることもなかったのです。
現夫は理性を優先する人間なので。

私達、夫婦は
元夫が窮地に陥れば可能な限り助けます。

これは贖罪の為というより
愛情や友情といった、
様々な感情が原動力です。

不倫が感極まった恋愛でも、このように
人の生命が犠牲になることもあります。

伴侶が在る環境で、別の人を愛した場合。
体の繋がりがなくても、心は不倫の状態。
正直に伴侶に話し、別れて初めて
別の人と一緒になる。
これが礼節を伴った〝善い〟不倫だと
呼べると思います。

様々な心情や状況が絡み合い、
操り切れないこともあります。
人は愚かだから、たくさん間違えます。

それでも、最良の選択を探って
努力することが生きることだと
言えると思っています。

今回は、私の大失敗した話で
たいへん申し訳ありません。









愛されない人

2024-08-20 06:14:00 | 日記
世の中には、
『誰からも愛されない人』が存在します。

正確には、
自分でそう思い込んでいる人です。

親から望まれずに産まれた人もいますし、
赤ちゃん時代から愛されなかったどころか
周囲の大人から虐待された人もいます。

それでも、この世界のどこかには
気にかけてくれている誰かが
1人は必ずいます。
出逢います。

愛してくれる人は誰もいない、
と言い切れる人は
欲している愛情の量が
大き過ぎるというだけ。

誰かに気にかけて貰える、
気にして貰えるということも
愛です。

それは小さな愛、
愛の欠片なのかもしれませんが
確かに愛です。

他者からの愛に対して、
「足りないから、むしろ要らない」とか
「思い描いている形と違う」
などと言うのは、おこがましいこと。

すれ違った時に、何気なく
気持ちの良い挨拶をして貰えたら
嬉しくなりませんか?

それは相手からの存在認識です。
良い日をね、という気遣いです。

強く強く抱きしめてくれて、
「あなたのことしか好きじゃない」
「大切で堪らない」というような
言葉を投げてくれる関係性は、
かなり貴重で特殊な形態です。

博打のようなもので、
莫大な愛を懸けて(賭けて)くれている分
こちらが何か失敗したら、
「今までの愛を返せよ」と言われるかも。
あるいは、相手の期待に応えられなくて
傷付けられたり殺されたりするかも。

異常なまでに、愛されたい願望を
持つ人が増えています。
特に、現代の若い世代が当てはまります。

物も娯楽も溢れていて、
それだけでは満たされないから。
2次元と3次元が混同しているから。
はたまた、子供の頃の愛情不足が原因。
人により、色々な事情があります。


極度の愛は、とても危険です。
取り扱い注意です。

そして、極端な愛を浴びる
対象になるには、自分自身が
極端に秀でる必要があります。
例えば……芸能人になるなど。


今、静かに自身と周りを見渡してみて
愛を探してみてください。
見つかるはず。
そして、
手にしている愛に感謝してください


親からの愛は有っても、
異性からの愛が無い。
という場合。

求めていても、異性に縁が無い魂を
いだいて生まれて来ているケースが
あります。

独りで精神性を充実させ、
智慧を磨く魂があります。

または、霊性が高く
見合った魂が近くに居ないこともあります。

いずれにしても、
この世に生まれ落ちた時点で
神様からの愛や祝福を頂いていることを
忘れずに。

命を得たことは奇跡です。
命そのものが、神様からの愛です。