本日紹介する花札は、「サクラ大戦花札」です。
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こちらは1998年にセガより発売されました。
ナントカ花札の中で、2000年よりも以前に作られているものはそんなに種類が多くありません。ナントカ花札黎明期の作品と言えるでしょう。
「サクラ大戦」は、1996年にセガサターン用ソフトとして発売された人気ゲームです。
ゲーム内にいくつかのミニゲームが用意されていて、その中のひとつに花札もプレイできました。
シリーズ最新作、PS4用「新サクラ大戦」においても花札のミニゲームが登場するように、サクラ大戦と花札とは切っても切れない間柄なのです。
札のデザインを見てみましょう。
「牡丹に蝶」に描かれているキャラクターは、蝶ですね。
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何を言っているのかというと、ここで登場しているキャラクターはゲーム内の敵キャラ「黄昏の三騎士」の一人で、その三人の名前はそのものずばり、猪・鹿・蝶なのです。
さて、このデザインを見ると、前回のブログで書いた「牡丹に蝶における上下問題」のメカニズムが少しうかがえる感じがします。
従来の「牡丹に蝶」札の蝶は、牡丹に向かって飛んでいるので、下向きの姿で描かれています。
花札に馴染みのない人にはこの図案が違和感を与えるのか、無意識に蝶が上向きになるように札を向けてしまうのかもしれません。
このサクラ大戦花札のように、はじめから蝶の姿を上向きに描いていれば、上下問題が生じることはなかったでしょう。
元の図案に合わせてキャラクターの「蝶」も下向きに描かれていたら、それこそ違和感が募る一方だったでしょうね。
カス札での卒業写真での欠席者のような丸囲みもかわいらしくて面白いです。
なかなか他では見られないデザインですね。
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