このところ何をしていても心がざわついている。 もしくはボーっとしている。
津久井山ユリ園での殺傷事件の裁判の様子がテレビやラジオから流れてくる。
植松被告の事 被害者が匿名であること 遺族の方たちの傍聴席が遮蔽されていること そしてそして何故障害のある人たちが被害に遭わなければならなかったのか。
考えても考えても ただ心がざわつくだけで何の答えも出て来ない。
ただ私の一身上のこととして考えれば答えは明白です。
私の長男は 自閉症を伴う重度の知的発達障害者です。
子供の頃は多動で抱いても私の顔の方を見ることはなくそっぽを向き
視線を合わすことも有りませんでした。 目を放せば迷子になることも度々でした。
そんな生活の中でも私たち夫婦は子供たちを連れて旅行や映画 博物館などに
良く出かけました。 時折長男がパニックを起こしいたたまれなくなることも有りましたが。
養護学校(現在は特別支援学校といいます)の高等部を卒業する年に近くの通所の施設に定員オーバーで入れなくなり入所施設に入るようになりました。
土曜 日曜は毎週迎えに行く約束を息子としました。
私と夫は必ず2人で息子を迎えに行きました。 夫は病で入退院を繰り返す中でも身体が動かなくなる寸前まで私が運転する横に乗って息子を迎えに行きました。
夫が逝ってしまった後も毎週迎えに行きました。 そのことがどんなにか私の慰めになったことか‼
今息子は43歳。 自閉的な部分はだいぶ薄れてきて「お母さん お母さん」と話しかけてきます。 だいぶ落ち着いてきました。 この息子と今も良くお出かけします。 そして時折はお泊りの旅行にも行きます。
この子が居てつくづく良かったと思います。
私はこの子を隠しません。 いつも腕を組んで歩いています。
お正月次男一家が帰った翌日 長男と成田の航空科学博物館に行きました。
車でのお出かけも好きだけど電車はもっと好きな息子。
電車とバスを乗り継いで行きました。成田でバスを待つこと1時間近く。
その間成田市内をぶらぶら。
道の両側には菜の花が咲いていました。
駅前にはこんなカラクリ時計が有ります。歌舞伎の「成田屋」ということで
モデルは市川海老蔵さんかしら?
5分経過すると歌舞伎の部分は
基礎の部分に沈んでしまいます。
JR成田駅
京成成田駅
航空科学博物館内には飛行機のミニチュアがいっぱい
展望台からは遠いので小さい飛行機しか見えません。
ランチは機内食ふうのハンバーグを食べました。
楽しかった? (*'▽')ニコニコしながら「楽しかったー」
お母さんも楽しかったよ。