父は、ひとり娘の私を
目の中に入れても痛くないほどかわいいと言いました。
自分が食べたいものをがまんしても
お前にやりたいと言いました。
だけど・・
父に何かしてもらって・・
私が喜ばないと
父は、なんだか寂しそうな顔をしました。
そしてまた
私がうれしくて大喜びすると
今度は心配になって
感謝のこころを忘れないようにと必ずくぎを刺すのでした。
父は、自分自身のことを
愛することができていたのだろうかと思うのです。
自分ががまんして、人を愛しても
それが伝わらなかった時
その気持ちは、怒りに変わります。
私は、やっぱり
自分のことをさておいて人を愛そうとするのではなく
まず自分のことを愛することの方が先だと思うのです。