震災から4日目を迎えました。
朝、目覚めて
夢だったらいいいのにと思います。
家は、後かたもなく流されても
「生きているだけでいい」と抱き合うご夫婦。
避難所で、ぬいぐるみをしっかり胸に抱き
やさしくあたまをなでるちいさな女の子。
泥のついた自分の手を
じっとしずかに見つめる女性。
両親の迎えを待つ男の子の側に
寄り添う保育士さんの目から流れ落ちる一筋の涙。
そんな様子を
私は、家族とともに、夕飯を食べながら見ているのです。
それでも、この瞬間を映像として教えられたことに感謝します。
「優しい」という字は
憂える人の側にいるという意味だそうです。
買い物に行けば、我が家の食料
日用品の蓄えのことが心配になる私です。
いま、憂えておられる方々のことを
どうか忘れることがありませんように
思い出させてください。