NHKのドラマ「この声を君に」で朗読がテーマになっている。
実際の朗読教室もこのドラマの反響で問い合わせが増えているらしい。
初回の「生きる」(谷川俊太郎)の群読は感動的だった。
そんな中、昨日新聞の土曜版にオーディオブックのFebeが取り上げられていて、なるほど、と思う。
初めは視覚障害の方に本を朗読で、がスタートだったけれど、本を読む暇がない忙しい人や子育て中で手が離せない人が利用することが増えていると。
私自身も老眼が進んできて小さな字を追うよりも声で聞ける朗読はいいかもしれない、と思うようになってきた。
以前、仕事で朗読CDを使っていた。
ヘルマンヘッセの「少年の日の思い出」を渡辺謙さんが読むのは引き込まれた。
米倉斉加年さんご本人の「大人になれなかった子どもたちに」には戦争への憤りの強さを感じた。
太宰治「走れメロス」を橋爪功さんが読んでいくとその光景が目に浮かぶようだった。
朗読の力はすごい。
朗読が聴きたくなった。
無料のアプリもDLしてみたが、所詮無料には限界があった。
やはりある程度発声のトレーニング、標準語のアクセントが身についていない人の朗読は聞き辛い。
NHKの朗読番組を見つけた。
過去の番組をストリーミングで聞けるので、今なら夏目漱石の坊ちゃんが楽しめる。アナウンサーではないけれど俳優さんの心地よい朗読だった。まずここから始めよう。
YouTubeでkizuna311というチャンネルを見つけた。
チャンネル名通り震災復興支援からスタートしている番組だけれど、詩の朗読はどんな環境にいる人にも力を与えてくれる。
そして、本屋で詩集を手に取ってみよう。自分は東海地方のアクセントがあるので人に聞かせるようなことはできないが、自分で朗読して詩を味わってみよう、長雨の日に、強く思う。
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