Hanakoのくりや日和日誌

日々のこと、料理のこと、時々仔ねこに会いに行く

時をかさねて、なお佳いもの。お日さんと、寒風の干し大根。~北国ごはん~

2023-05-16 16:25:10 | 華子のふふふレシピ

 

あの寒風を憶えてる…

手がかじかむような寒い朝、

台所に火が点るまでは、

吐く息も白く、足先も凍える空気の静けさで。

でも熱い目をした子どもたちが、

起きてくるころには、朝餉に部屋も温められる。

北国のごはんは、いつも、芯までほっこり。

 

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今年も、

栗駒山の厳しい風を浴びて、

おいしくなった干し大根が届きました。

寒い地ならではの保存食で、

輪切りにした大根を茹で、棒にさし、

真冬の寒風にさらして乾かした大根です。

干し大根は、すっかり乾くと薄くて、

保存にもってこい、昔の人のなんと知恵のあることか。

干し大根は水に戻して、お料理に使います。

1時間ほどで、柔らかい大根に戻りますから、

浸した汁も取って置きましょう。。。

 

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干し大根の煮物

 

 

~材料~

干し大根・・・・・・・・・・100g

戻し汁・・・・・・・・・・・2カップ

ニンジン・・・・・・・・・・1本

鶏の手羽元・・・・・・・・・5本

※調味料※

砂糖・・・・・・・・・・・・大さじ1

みりん・・・・・・・・・・・大さじ1

酒・・・・・・・・・・・・・大さじ1

醤油・・・・・・・・・・・・大さじ1

 

~作り方~

  

1.干した大根は、水で戻しておく、

    手羽元は、沸騰したお湯をかけて、

  あく抜きをしておきましょう

         2.鍋に、干した大根、ニンジン、手羽元を入れ、

  戻し汁を加えて火にかけます

3.※調味料※を加えて、

     中火で、15分ほど、ことこと煮ます

 

 

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干した大根は、

煮ても、生の大根とはちがい、

やわらかいながらも、

しゃくっとした歯ごたえがあって美味しいのです。

日差しと、寒風にさらされて甘くなり、

冬をこえてきた強さを宿す。

滋味深い、やさしい味わいは、

子どもも、大人も、年配者も食べやすいお料理になります。

最近ですと、道の駅でも、

干し大根を見かけることがあるそうですよ。

やさしい味が恋しくなったら、

北国のごはん、干し大根の

ほっこり美味しい食感を、どうぞお試しあれ。。。

 

今日も、ありがとうございます。

華子でした。

 

 

 


母の日に贈る。私のちりめん山椒。

2023-05-14 18:40:11 | 華子のふふふレシピ

2023年、母の日。

新しい山椒の実を下ごしらえしながら、

かつての日々を思い出す。

母になった日、母としての日々、

今もまだ「お母さん」と呼ばれながら、

こうして台所で過ごすことを、

心からうれしく思う日。

 

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昔から、山椒の実が大好きです。

子どもたちも、みんな大好きだから、

なり始めた若い実を一山二山と買って、

せっせと山椒仕事をします。

そうして作る、山椒とちりめんの一品を、

今年も母から贈るわね。と笑いながら。

 

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ちりめん山椒

 

ー材料ー

実山椒・・・・・・・・・大さじ5

ちりめんじゃこ・・・・・100g

※調味料※

 酒・・・・・・・・・・・100cc

しょうゆ・・・・・・・・大さじ2

みりん・・・・・・・・・大さじ1

 砂糖・・・・・・・・・・大さじ1 / 2

梅酢・・・・・・・・・・大さじ1

 

ー作り方ー

 

1.~山椒の下ごしらえ~

  山椒の実は、水で洗って、

           たっぷりのお湯に「塩、小さじ1」を加えて、

            5分茹でて、ザルに取り、冷水にさらして1時間。

        その後、水気をしっかり切りましょう

  2.鍋に※調味料※を入れ、

           下茹でした山椒の実を加え、5分くらい煮ます

              3.ちりめんじゃこは、沸騰したお湯をかけてから、

  水気を切っておきます

               4.味をつけた山椒の鍋に、ちりめんじゃこを入れたら、

           中火で、汁気がなくなるまで煮ましょう

 

 

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ご飯にのせても、お豆腐にのせても、

青菜など野菜のおひたしに添えても、

おいしい初夏の香りでしょうか。

台所に、いっぱいに広がって、

今年も夏がやってくる気配を感じます。

母の日に、君たちに贈るよ、若い実り。

近づいてくる子どもたちの笑い声。

今日もおいしくご飯を食べてくれるかな?

 

今日も、ありがとうございます。

華子でした。

 

 

 

 


黒と。白のアヒージョ。~土鍋を愉しむ~

2023-05-12 15:36:56 | 華子のふふふレシピ
 
スキップを踏みたいような気持で、
だれかに会いに行くことが ありますか?
 
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新緑がまぶしく、 いいお天気が続く5月の半ば、
ひさしぶりに足を延ばして、出掛けました。
 
ご無沙汰ぶりの笑顔としっぽ、
あちこちへの小さな散歩に、
夜遅くまで途絶えない会話。
ごはんは、もちろん冷蔵庫にあるもので、
ふるまいましょう!
 
おずおずと、
冷凍庫で待っていたのは漁港から届いた、
氷柱の白エビ。
息子たちと再会の祝杯に、愉しい肴を作りました。
小さめの土鍋で、豪快に熱々のアヒージョ。
 
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白エビのアヒージョ~七味風味~
 
 
ー材料ー
 
白エビ・・・・・・200g
    ピュアオリーブオイル・・・・1カップ
ニンニク・・・・・・・1片
 塩・・・・・・・・・小さじ1
  七味唐辛子・・・・・お好みで少々
 
ー作り方ー
 
     1.白エビは、水洗いして、水気を切っておきます
     2.土鍋に、オリーブオイル、白エビ、ニンニク、
塩を入れて、 弱火にかけます
 3.弱火で、10分くらい、気長に炒ります
     木べらなどで、こげないように混ぜましょう
     あまり強く混ぜると、白エビは繊細なので、
そおっと気遣います。。
4.白エビの殻がこんがりと色づいて、
     クリスピーになってきたら、火を止めます
  ※味見をしてみてくださいね 。。
        とても熱いですから、味見にはご注意を。。
  5. 仕上げに七味唐辛子を、お好みでどうぞ
       香りに負けないで、つまみ食いはそこそこに、
~テーブルに運びましょう♪
 
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1カップのオリーブオイルは、 多いとお感じでしょうか?
なんの、白エビはオイルを含んで、
しっとり、殻はカリカリ、
土鍋の底に光るオリーブオイルも、
パンで拭っておいしく頂けます♪
白エビに出会ったら、
どうぞお試しくださいませ。
 
 
私がスキップを踏んで会いに行くのは、
長いしっぽのかわいいあの子。
夏毛に着替えた黒ちゃんのお腹も、
もふもふできたし、
みんなの元気をまとって、
さあ、お家に帰ろう♪
家族のお土産に駅でコロッケを買って、
今夜の肴を考えながら。
 
今日も、ありがとうございます。
華子でした。

春の靴音、季節のミートローフ「春」~筍編~

2023-04-26 14:58:47 | 日記

こんにちは、

「あなたの好きな季節が来たよ」と

お知らせを受け取るのって、ほんとうに幸せになる。

私の好きな、あの子の季節。

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その時期になると、

海も山もゆたかな木更津の知人から、

「竹林に来ませんか」とご連絡をもらいます。

「筍掘り」のお誘いなのです。

知人は筍掘りのたいした名人なので、

竹林にまだ隠れている幼い筍をみつけるのが、

とても上手。

ワクワクしながら見守る観衆の前で、

フカフカの落ち葉の上から長靴の足に、

小さく筍が返事をするのだそう。

こつん♪

小さなグリーンの芽をたよりに掘ると、

落ち葉の下から筍が現われます。

なんてかわいい春の赤ちゃん。

「今年も会えたね」

感動しながら、山を下り、

大急ぎで産湯に入れますよ!

大鍋に湯を沸かし、筍の皮をむく。

米ぬかと一緒に、30分ゆでて冷まします。

これぞ、まさに季節の贈り物。春の楽しみです。

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春のミートローフ~筍編~

 

ー材料ー

                         鶏むね肉のひき肉・・・・・200g

                         新玉ねぎ・・・・・・・・・150g

                         ゆでた筍・・・・・・・・・100g

                         お 麩・・・・・・・・・・10g

                         豆 腐  ・・・・・・・・・  100g

                         玉 子・・・・・・・・・・1コ

                         塩・・・・・・・・・・・・ 小さじ1

                         ウスターソース・・・・・・ 小さじ2

                         コショウ・・・・・・・・・ 少々

 

ー作り方ー

                       1. 玉ねぎと筍は、それぞれみじん切りにする

                       2. お麩は、すり下ろしておく

                       3. 豆腐は、軽く水切りをする

                       4. 1~3の材料を、ボウルに全て入れる

                       5. 4に卵と調味料を入れて、よく混ぜる

                       6. 5を、ホイルに2等分して載せ、棒状に形を整える。

                       7. 220℃のオーブンで、25分焼く

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筍のシャキシャキが、

口の中で楽しい食感のミートローフは、

お好みの厚さに切って、お皿に並べれば、

お客さまとのご馳走に、

ピクニックのお弁当ではパンにはさんで、

わいわいと家族みんなで楽しめます。

もしも、奇跡的に残ったら、

スープにしても、シチューの具にしても、

筍が春を感じさせてくれて、みんな春の味。

たのしい春だったな。。。と、初夏を感じる四月の後半。

次の季節は、何を作ろうかな。

おススメが合ったら、教えてください♪

 

今日も、ありがとうございます。

華子でした。

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日々のこと、料理のこと、時々仔ねこに会いに行く

2023-04-24 18:32:55 | 日記

はじめまして、

 

縁があって、また日々のことを、

記していくことになりました。

 

華子と申します。

 

料理が好きで、植物が好きで、

歴史が好きで、

大切な家族と暮らす日々、

ほっとするのも、働くのも、笑うのも、

台所が多いのです。

ここから見える日々を、

つれづれ書いてみようと思います。

 

もし、お目に留まったら、

いっしょにお茶を飲みながら、

日々のこと、お話しませんか。

 

時々、仔ねこに会いに行く、

そんなお話もできるかと。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

華子でした。