Hanakoのくりや日和日誌

日々のこと、料理のこと、時々仔ねこに会いに行く

ゆすら梅の頃。夢見る人と、育てる人。~天然酵母のパン~

2023-06-17 15:15:29 | 華子のふふふレシピ

 

娘の頃は

美しいものが素敵だと思ってた

大人になって

美しいものを育てる人の

傷跡も、しわも、美しく見えるようになった

その過程が

愛おしいのだろう

美しくなるまで時間をかけて

磨く日々、醸す年月、それほどの熱意が

小さな始まりを物語に変えてゆく

 

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ご近所のお庭で、

ゆすら梅が実ったそう。

赤いルビーが沈んだような美しいシロップを、

届けて分けてくださいました。

何てきれいかと、

炭酸水に割ってみたピンク色のジュースに、

みんな「わあ」と歓声があがる。

少しずつ色づいたのだろう、

赤い実の方は、

ゆすら梅の酵母パンを夢見て、

天然酵母を起こしてみることにしました。

 

~天然酵母の起こし方~

 

 

 

ゆすら梅の実を、きれいに洗った瓶に入れ

水を入れます。

蓋をして、振り混ぜます。

室温25~28℃の場所に置いて、

2~5日、一日に2,3回瓶を振っては、

蓋を開けます。

そのうち、ゆすら梅の実が上に浮いてきます。

蓋を開けたときに、「しゅー」と勢いよく

泡が立ってきたら準備完了の合図。

そのまま冷蔵庫で、1~2日寝かせて完成です。

 

…さあ、自家製の酵母で、

パンを作っていきましょう♪

 

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天然酵母のパン

 

 

~材料~

A)

強力粉・・・・・・・・・200g

塩・・・・・・・・・・・一つまみ

酵母の液種・・・・・・・200cc

B)

強力粉・・・・・・・・・200g

酵母の液種・・・・・・・200cc

C)

強力粉・・・・・・・・・150g

全粒粉・・・・・・・・・30g

小麦胚芽・・・・・・・・30g

小麦ブラン・・・・・・・10g

きび糖・・・・・・・・・大さじ2

塩・・・・・・・・・・・小さじ1

オリーブオイル・・・・・大さじ2

 

~作り方~

1.タッパーにAの強力粉と、塩を入れ、

液種を加えたら、ゴムベラで混ぜます

室温25℃くらいの場所で、

一晩置きます

2.1にBの強力粉、液種を加えて混ぜ、

室温25℃くらいの場所に、

4時間置きます

3.ビニール袋に、Cの強力粉、全粒粉、

小麦胚芽、小麦ブラン、きび糖、塩を入れて

よく混ぜます

4.2に3、Cのオリーブオイルを加えて、

よく混ぜます

5.30分経ったら、4の生地をたたむように

上下を返します

この作業を2回繰り返します

6.ふくらんで倍になったら、

150gずつ、秤で計りながらカットして、

丸めましょう

7.10分、パン生地を休ませたら、

形を整えます

霧吹きで、水を吹きかけたら、

オーブンで1時間発酵させます

8.クープを入れて、

220℃のオーブンに入れたら、10分。

その後、210℃で5分焼きます

 

 

焼きたてのパンの香りで

台所に立つと、「世界一の幸せ」が何か

知ることができる、って思う。

パン屋さんで買うのだって、

それはもう美味しくない理由がないのだけれど。

ここまでの過程が楽しくて、

やめられない大人のままごと遊び。

あなたは、パンと何をお供に召し上がりますか?

 

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先日、若い彼女とバレエを観劇に行って、

すばらしいと思いました。

すばらしいと思うほど、

舞台をつくった多くの作り手の日々に

カーテンコールは届くだろうかと思いが馳せる。

作ることがもう、すばらしいのだ。

育てることがもう、愛おしいのだ。

台所から、小さく拍手したりして…

 

今日も、ありがとうございます。

華子でした。