娘の頃は
美しいものが素敵だと思ってた
大人になって
美しいものを育てる人の
傷跡も、しわも、美しく見えるようになった
その過程が
愛おしいのだろう
美しくなるまで時間をかけて
磨く日々、醸す年月、それほどの熱意が
小さな始まりを物語に変えてゆく
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
ご近所のお庭で、
ゆすら梅が実ったそう。
赤いルビーが沈んだような美しいシロップを、
届けて分けてくださいました。
何てきれいかと、
炭酸水に割ってみたピンク色のジュースに、
みんな「わあ」と歓声があがる。
少しずつ色づいたのだろう、
赤い実の方は、
ゆすら梅の酵母パンを夢見て、
天然酵母を起こしてみることにしました。
~天然酵母の起こし方~
ゆすら梅の実を、きれいに洗った瓶に入れ
水を入れます。
蓋をして、振り混ぜます。
室温25~28℃の場所に置いて、
2~5日、一日に2,3回瓶を振っては、
蓋を開けます。
そのうち、ゆすら梅の実が上に浮いてきます。
蓋を開けたときに、「しゅー」と勢いよく
泡が立ってきたら準備完了の合図。
そのまま冷蔵庫で、1~2日寝かせて完成です。
…さあ、自家製の酵母で、
パンを作っていきましょう♪
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
天然酵母のパン
~材料~
A)
強力粉・・・・・・・・・200g
塩・・・・・・・・・・・一つまみ
酵母の液種・・・・・・・200cc
B)
強力粉・・・・・・・・・200g
酵母の液種・・・・・・・200cc
C)
強力粉・・・・・・・・・150g
全粒粉・・・・・・・・・30g
小麦胚芽・・・・・・・・30g
小麦ブラン・・・・・・・10g
きび糖・・・・・・・・・大さじ2
塩・・・・・・・・・・・小さじ1
オリーブオイル・・・・・大さじ2
~作り方~
1.タッパーにAの強力粉と、塩を入れ、
液種を加えたら、ゴムベラで混ぜます
室温25℃くらいの場所で、
一晩置きます
2.1にBの強力粉、液種を加えて混ぜ、
室温25℃くらいの場所に、
4時間置きます
3.ビニール袋に、Cの強力粉、全粒粉、
小麦胚芽、小麦ブラン、きび糖、塩を入れて
よく混ぜます
4.2に3、Cのオリーブオイルを加えて、
よく混ぜます
5.30分経ったら、4の生地をたたむように
上下を返します
この作業を2回繰り返します
6.ふくらんで倍になったら、
150gずつ、秤で計りながらカットして、
丸めましょう
7.10分、パン生地を休ませたら、
形を整えます
霧吹きで、水を吹きかけたら、
オーブンで1時間発酵させます
8.クープを入れて、
220℃のオーブンに入れたら、10分。
その後、210℃で5分焼きます
焼きたてのパンの香りで
台所に立つと、「世界一の幸せ」が何か
知ることができる、って思う。
パン屋さんで買うのだって、
それはもう美味しくない理由がないのだけれど。
ここまでの過程が楽しくて、
やめられない大人のままごと遊び。
あなたは、パンと何をお供に召し上がりますか?
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
先日、若い彼女とバレエを観劇に行って、
すばらしいと思いました。
すばらしいと思うほど、
舞台をつくった多くの作り手の日々に
カーテンコールは届くだろうかと思いが馳せる。
作ることがもう、すばらしいのだ。
育てることがもう、愛おしいのだ。
台所から、小さく拍手したりして…
今日も、ありがとうございます。
華子でした。