3月も終わりな、金曜日。
二年間、仕事でお世話になった業者さんや、
お茶のみ友だちの、おじいちゃん、おばあちゃんに、
異動の挨拶まわりをしてきました。
たった二年間なのに、
なごり惜しい方々がたくさんになり。
伺う先々で、温かい言葉をいただいたり、
笑わせてくれたり、
お手紙や、お菓子、堀りたての人参、ビール、はっさく…
持ちきれないほどの、お土産をいただきました。
そして、
隣町のオジサマの家に向かう林道は…
雪解け水が、道路を流れ、
ブナの木も、少し春めいていました。
オジサマ、ただ今、人参堀りで大忙し。
2メートル以上ある雪の下から、
人参を掘り起こしています。
それなのに、畑からわざわざ来てくれて。
「バカやろう。元気でやれよ。たまに遊びに来い。」
それだけ言って、また畑に戻りました。
なんだかね、涙がでた。
二年前、初めてオジサマにあったときは、
「お前、使えねーなぁ」
って、叱られたのにね。
この二年間、本当によくしてもらいました。
笑顔のかわいい、おしゃべりな奥さまは、
わたしに鞄をプレゼントしてくれました。
温かいお手紙もくれました。
「また、戻っておいで」
って、最後に書いてありました。
帰りの、オジサマの大地が夕日に照らされて…
この景色も、しばらく見納めかとおもうと、
急に寂しくなったりしてね。
たった二年間だったのに、
こんなにも、大切な人たちに囲まれて、仕事ができて
わたし、シアワセでした。
春がそこまで来ているね。
泣いてる暇なく、忙しくなるね。
また、此処に戻れるように…
頑張ります。