蓮根 [野菜名はレンコン]品種・金澄/ハス科ハス属
茨城県で栽培されているれんこんは、霞ヶ浦周辺で栽培されていて、茨城県全体の生産量は1位 30,600 tで、2位の徳島県8,040 tの約3.5倍と国内生産量のおよそ半分を占め日本一を誇っている。普通栽培で春先の3月から4月頃に作付けを行い、通年出荷されているが、旬の収穫が始まるのは9月~10月の秋からで、最も需要が多いのは冬。食用のレンコン栽培で茨城県のハス田に咲く花はたいていが白く中国種群の [金澄] か [だるま] 。ピンク色の花を咲かせる蓮根は在来種群で特に関西地方で多用されている蓮根。
霞ヶ浦周辺で作られるれんこんは土壌が肥え、水温が高いという自然条件備わりおいしいと定評があり、特に贈答品としての需要が多いのは年の暮れの1番寒い季節で、収穫作業は泥状の蓮田に体の3分の2の体を沈めて、泥底の1メートル前後の蓮根を折ないように蓮船に持ち上げる作業を繰り返す。この過酷な労働条件とともに、少子化と経営農夫の高齢化が進み、待ったなしの後継ぎ問題が蓮を生産する蓮農家の次の世代の問題として取り上げられ始めている。
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