輪工房の店長は今日も遊んでます

SPECIALIZEDおおたかの森 輪工房

MERIDA CUP 2012八掛山脈(台湾)

2012-11-21 06:34:18 | 650B
先日の台湾へは、MERIDAの工場見学のほか、
毎年このTaichungBikeWeek(再来年モデルのショー)の時期に行われる、MERIDAカップに出るのも目的でした。

BIKEは、現地でレンタルなので、前日の下見はコース内を歩きました


一見公園の中の、初心者向きのレイアウトに見えますが
レースは、コーステープの張り方ひとつで、簡単にも、難しい上級者向きにも作れます
けっこうテクニックの使うコースでした

そして当日
ホテルを5時30分に出発
バスはとんでもないスピードで、会場へ(事故ったらやばい!って思ったので、寝てました・・・笑)
自分たちはインターナショナルの業界クラス
ノルウェーや中国などからも、ディーラーが来ているので、台湾も含めた、ショップの代表戦であり、チームJapanのチームポイントもかかってます

今回の参加者は
ツーリングイベントも含めて、2600人という、大きな大会です
会場もMERIDA関係のパーツメーカーなどもたくさんブースが出ていてにぎやかです

会場は土砂降り
雨です(泣
泥レース決定

そして
自分たちに用意されたBIKEはこれ

マジですか?
っていうくらいのグレード 自分のはまだマシなほうでしたが
そして散々使い倒しているらしく、タイヤは減ってるし
Vブレーキのセッティングもメチャクチャ
まずはBIKEのセッティングからです

ブースへ行き、オイルを購入
ワイヤーを緩めて、せめてギアチェンジがスムーズになるように
ブレーキのパットのセッティング
ブレーキレバー、シフトレバーの位置設定
ハンドルの角度
タイヤの空気圧

シューズとペダルは自分のだというところは、救いです
こんなことなら、スプレーオイル、前日にホームセンターで買っておけばよかった・・・

とりあえず準備完了

別に雨はいいのですが
BIKEがやばい
サスはへたれだし、ブレーキも・・・
これって街乗りMTBルックだろうっていう、6万円くらいのグレードです
未舗装サイクリングならともかく
このグレードでレースっていう、未知の体験をすることに
業界クラスは30名くらいが参加?
ほかの国のディーラーは、もちろん上級機種ですよ

そう言えば、スタート前に自分たちの横に並んでた、
ノルウェーのディーラーの社長?サンタクロースみたいな、酒くさ~いおじいちゃん
陽気に散々大騒ぎして、スタート前に先頭に割り込んで、はしゃいでたんですが
1周目で救急車で、運ばれました
朝5時まで飲んでたらしい・・・・・汗  どんなんだ??笑

レースがスタート
上りは街中に出て、舗装路を観客の声援を受けながら上ります
これは素晴らしい
気分はいいのですが、BIKEが重・・・

ダートに突入
一般のほかのクラスも一緒にスタートなので、入り乱れて、いったい何位なのかがわからない
とりあえずシングルトラックは、泥と木の根で ぐちゃぐちゃつるつる 
どうやってもまっすぐ走らない
上りの舗装路で抜いて、下りのシングルで追い詰められたり、抜かれたりで、とにかく必死です

ほかのクラスですが、けっこうガチな選手が多くて、コーナーで無理やりかぶせてきます
もちろん2度ほど、跳ね飛ばしました  笑顔でシェイシェイ!と言いながら

2周目には、もう周回遅れが出始めます
それほどトレールはテクニカル
縁石や、階段、公衆トイレの段差、コンクリの歩道など、人口建造物をハザードにして、コースをより面白くしています
そこに泥が付いた、しょぼいタイヤ 抜中しまくりです
最終周で、舗装で抜いて、下りで抜かれてたノルウェイ人を、最後のゴールスプリントで抜くために、強引についていきすぎてパンク(泣)
残り500mくらい?
押しまくりです

ゴール前で、さらに一人抜かれてゴール
見事に、後輪ペコペコ

みんなドロドロです

そして

ステージに、わけのわからん ゆるきゃらが 出ている頃
エリートクラススタートです
日本からはMeridaJapanの、斉藤、井本両選手が出場
ワールドカップクラスの選手も出ているので、最初からなかなか苦戦してます

斉藤君、最初の周は6位くらいで通過

トップの選手はとんでもないライディング
スリックみたいなタイヤで、根っこでも、ガレ場でも、浮いてるように滑らずに走ります
滑らかです

それでも徐々に順位を上げてくる斉藤君
ラスト周、2位の選手がゴールゲート過ぎたところで、後輪のパンク修理
チューブを入れ替えます
その間に3位の選手通過、斉藤君も見えてきました
ゴール手前の直線に入ったところで、パンク修理が終わりスタート
その差150mくらい?
どうなるかドキドキしてゴールで待ってましたが
残念ながら、差を広げられて、4位ゴールでした

業界クラスは、年齢でマイナスタイムがあり、トップでゴールしても、1位になるとは限りません
実際にトップだった上野君は、5位表彰
自分は多分50歳計算で、マイナスされて6位 メダルと賞金をいただきました


2周目から泥で、ブレーキはまったく効かないし、サスはボヨヨ~ンだし、
あのバイクで・・・・なので、ほめてください(笑

5位と6位だったので、チーム表彰も入って、業界チームとして8位のトロフィーももらえて、チームにも賞金が出ました

賞金はその場で、税金を引かれてもらえます
自分は6位は1000元(約3000円)です
実際にもらったのは800元
足裏マッサージ、2回分 ラッキーでした


海外のレースに出て思うこと
コースを作るクリエイターが、本当に素晴らしい
今回も、MTBの楽しさと、テクニックをよく知っている人が作っていたはず

昨日から12月2日のレースの、コース作りをしています
自分も負けずに、楽しいコースを作りますので、お楽しみに

台湾は近いので、またレースに出てみたいな
その時には自分のBIKEでね

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