山野草オタクの闇

山野草愛好家と言われる人々。野山の野草を愛し、自然を慈しむ心優しい人?  はたしてその実態は・・・

タシロラン キヌガサタケ

2021年06月30日 | 花散策

6月29日 火曜日 晴れ

月末なので、おとなしく月次に励もうと思っていたのですが、せっかくの梅雨の晴れ間

タシロランは咲いているかなぁ などと考えていると、身体が勝手にカメラの準備など始めていた

 

森の入り口には、みんな大好きネジバナの花

普段意識しないが、これもランの仲間なんだよねぇ

道端なんかでも頻繁に見かける植物だけど、県によっては絶滅危惧種になっている

故郷では、シロバナモジズリもよく見かけていたが、大分ではまだ見ていない

ちなみにシロバナモジズリは俗称かと思っていたのですが、formaとして定義されている

 

こちらでは、低地の林縁でも見られるシモツケ

 

まだ初夏なのにアキノタムラソウ

ナツノタムラソウは九州では見られない

 

大分県ではどこにでも見られるタケニグサだが、故郷では見たことがない

 

低山では多く見られるコクラン

もう終盤で、花が終わっている株が多かった

 

毛が多いものは、俗称としてケムラサキニガナと言われているが、正式にはムラサキニガナと区別しない

 

急斜面にキヌガサタケが出ていた

私はキノコにはあまり興味がないのですが、ウスキキヌガサタケやキヌガサタケが出ていると撮影する

人工栽培に成功したという記事を見た

 

タシロラン少ないね

環境省準絶滅危惧種

 

2本しか出ていないが、まだ早いのでこれからかな

 

こんな気持ちわるい腐生ラン盗掘する人はいないかと思われますが、私はおそらく間違いなく盗掘であろうと思われる事案に遭遇している

珍しいというだけで、栽培困難種であっても手に入れたくなる人がいる事は事実

マヤランなんてその代表でしょう

目の前でキンランを掘っている人を見たこともある

枯らしてしまうのは間違いないのによくやるわ(*_*)

 

これは、本物のクロムヨウランなのかトサノクロムヨウランなのか良くわからない

本物は開花せず、つぼみの状態で自家受粉する

花が開花するものは、トサノクロムヨウランとして区別された

トサノクロムヨウランは開花するといっても、訪花昆虫に受粉をゆだねるのではなく、あくまで自家受粉という事

開花の為のエネルギーを無駄に消費している事になり、クロムヨウランの閉鎖花は実に合理的だという事になる

ちなみにトサノクロムヨウランの開花時間はごく短時間だと記載されている

ネットの記事を見ると、開花は明るい日の午前10時前後で、午後には花を閉じるなどと言っているものもあるが本当かどうか

 

観察した株は、茎頂のシュートが花穂を形成し始めている

花穂がそれなりに成長するにはあと1~2週ぐらいかかりそう

後日また観察に訪れる事にした

それではさようなら('ω')ノ