こんにちは、半次郎です。
今日は朝から雨が降っています。
結構、確りした雨です。
雨で困るのは車が増えて道路が混雑し、バスが遅れること。
通勤でバスを利用している半次郎の、一番弱い部分です。
せいぜい、早目に家を出ることくらいしか、個人でできる対策はありません。
これから梅雨を迎えるにあたり、これが最も気になる憂鬱の種です。
さて、今日は第二次世界対戦で日本が降伏してから、初めてとなる米国大統領の被爆地訪問の日となりました。
ヒロシマ、ナガサキの悲劇は、人類が二度と繰り返してはならない負の記録です。
そのヒロシマに、もう一方の当事者である米国の大統領が訪問する意味は大きいものがあります。
さすがに、「核なき世界」を訴え、ノーベル平和賞を受賞しただけのことはあると評価できます。
核兵器を使ったという道義的責任は残るものの、戦争を早く終結させるには、それしかなかったという事情も分かります。
もしあれ以上、戦争が長引いていたとしたら、もっともっと多くの貴い人名が失われていたことでしょう。
戦争とはそういうものです。
戦争をしたことが間違いなのです。
連合国側も相当な戦死者を出し、痛手を負っていた訳ですから。
1945年当時は、アメリカ人の85%が原爆投下を支持していたと聞きます。
戦争に疲れていたのでしょうから、この数字はよく分かります。
それが、昨年の4月に米国の大手民間調査機関ピュー・リサーチ・センターが行った世論調査では、「正当」と答えた人は56%まで減少していたといいます。
特に若い世代では、「原爆投下が正しい」と答えた人が、「誤り」と答えた人より少数になってきたのとの調査結果もあります。
原爆投下の正当性に対して、従来の見方と逆転する傾向が見え始めたのも、オバマ氏の影響があるのかも知れません。
その戦争の後、日本がやり直すきっかけを与えてくれ、何とか欧米と肩を並べるまでに成長することが出来ました。
勿論それは、日本人の勤勉さや苦労を厭わないまじめな性格が基にあるのでしょうが、潰すことも出来たはずなのにそれをしなかった連合国側の対応によるところも大きいと思います。
そんな米国で、タブーとなっていて論議を避けて来たのが原爆投下したことによる日本に与えた被害でしょう。
「原爆を投下したのは、戦争を早く終えるために止むを得ないことだったのだ」という論調ですから、それに対して良し悪しを論ずることはなかったのです。
それが、ここへきて、「ちょっとやりすぎたんじゃないだろうか?」的な考えを持つ方も出てきたのかと思います。
それは、被爆者の今日まで続く地道な訴えがあったからに他なりません。
そして、バラク・オバマという一人の人間の持つ平和への考え方が、自国だけでなく、本当に世界の平和を希求して止まないというスタンスなのでしょう。
おそらく、この方の育った環境が作り上げたことだと思いますが、次の大統領には、そういう思想を引き継いでくれる方が良いですね。
・・・と言うことは、あの方でしょうか?
From 半次郎
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます