こんにちは、半次郎です。
朝の内は陽射しもありましたが、暑い雲に覆われて、やはり・・・と言うか、案の定と言うか・・・曇ってきました。
早いもので、もう9月の最終日です。
もう3/4が過ぎてしまいました。
残り3ヶ月、やり残したことをやらなければいけません。
ほとんど、手がついていませんけど・・・。
あ~~あっ!
さて、深まる秋。
食卓にはサンマの塩焼き。
ごはんが美味しい季節ですね。
しかし・・・今年は、サンマが高い!
札幌中央卸売市場でサンマ漁が解禁になった7月に初セリが行われ、ご祝儀相場と相まって高値で取引されたニュースが話題になっていましたが、あの1尾3万7800円もの超がつく高値で売られた今年の秋刀魚。
それでは、築地の初競りで付いた値段はと言うと、1尾3300円。
札幌の高値よりは低いものの、それでも高いです。
これでは、鰻を食べるようなものです。いきおい、高級魚の仲間入りです。
今はサンマの価格も落ち着いていますが、それでも例年の2倍ほどの値段で売られています。
例年と違って高値になっている背景には、水揚げの量が減っていることが直接の原因ですが、台風の度重なる襲撃で漁に出られなかったことや中国や台湾の乱獲も一因としてあるのですが、何より、全体的にサンマの量が減ってきているのが根本の原因なのだそうです。
サンマの資源量の推定値を見てみると、2003年以降では、2003年の800万トンをピークに翌2004年が466万トン、2005年が430万トン、以下447万トン、440万トン、483万トン、と4割減となっています。
2009年には351万トンにまで激減しています。
このままで推移すると、本当に希少価値で高級魚の仲間入りとなり、庶民には高嶺(高値)の花となってしまうことでしょう。
お祝い事のお膳に、サンマの塩焼きが尾頭付きとして鯛の代わりに供される日が来るかも知れませんね。
鯛と比べてサンマは貧相ですから、絵的に無理があるように思えますが・・・。
さんま1匹では骨湯も取れませんしね。(いや、もしかして良い出汁が出たりして・・・?)
サンマがこのまま高嶺の花になってしまったら、
『秋刀魚の歌』で「さんま、さんま、さんま苦いか塩つぱいか」と歌った佐藤春夫の詩も、違った意味で鑑賞されることになるのではないでしょうか。
今年は、サンマの苦さが身に染みる秋になりそうですね。
心して食したいものです。
From半次郎
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